日射取得型のクリアガラスと断熱型のグリーンのガラスの使い分け
今日はひな祭りかぁ
お雛様ってエライ高いのに
飾るのは子供が小さい時だけ
って、我が家だけじゃないはず
もちろん娘が可愛くなくなった
からではなく
年齢とお人形が合わなくなった
のでなんとなく、ってだけで
土日の朝は娘の寝顔を見てから
「今日も頑張って働くぞ!」
って出勤しています
雛人形を飾る時間は短いけれど
同じ様に
エアコン・給湯器・照明器具等
住宅備え付けの電気製品も
「はぁ?もう故障?」
ってくらいすぐ壊れたりするし
キッチンやお風呂だって
「そろそろリフォームする?」
ってなります
けれど、構造躯体そのものや
断熱材やサッシなどは
ほぼ家の寿命と同じ
長ぁーく、使うものです
だから、家を建てる時に
よく考えなければいけない
今日はそんなお話です
2025.3.3 Vol. 4,978
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
だいぶ暖かくなってきましたね
寒いうちに、寒い時にしか
使えないネタをやっておきましょう
午後のマクスの事務所
太陽が入ってきてぽかぽか
この「ぽかぽか」って
どれくらいかと言うと
サーモカメラでは見えます
15℃(青)~40℃(ピンク)
にレンジを合わせると
クルミの床は30℃以上で
サッシのアルミ枠は40℃以上
太陽から赤外線として届く
電磁波が当たって物を
暖めているわけです
私が日にあたってみましょう
実験開始前の私の背中は黄色
で服の背中部分は30度弱
首筋は服が密着しているので
より体温が伝わってオレンジです
日にあたってみましょう
あったけぇ~
ガラスを太陽の赤外線が透過して
私の体(と心)を温めてくれます
たった5分少々で…
ご覧の通り、背中は35℃近くに
これが、太陽の力
太陽の赤外線は、地表に届く
光の約半分と言われており
これが地球を暖めてくれます
なんて記事も以前書いております
ただ逆に、夏は日差しが
入ってくるととんでもないことに
だから、スダレで日射を遮るのは
ものすごく有効です
同じ部屋の夏の実験画像 ↑
そして昔から深い軒や庇で
夏の日差しを遮るのが
日本建築の知恵
会社の近くの広見公園の
古民家にて ↑
そして、ガラスでも、ある程度は
コントロールすることができます
以下の2つの画像を比べて下さい
下は緑がかって見えますよね?
最近のガラスには
熱取得型(クリアガラス):写真上
と
熱遮蔽型(グリーンガラス):下
(「断熱型」とも言う)
があります
要するに、ガラスを透過する
日射熱が
クリア:46%
グリーン:32%
ってことですね
マクスでは、南側をクリア
東西と北をグリーンにしてます
新築時に選択したサッシで
一生の性能が決まります
夏の熱の伝わりは
どっちがいいでしょう?
(実際の家で実験 ↑)
冬のことを書き始めたのに
夏のことで着地するって…
スマホで画面が乱れる方は
こちらのページでどうぞ。
要するに、高断熱は
冬だけでなく夏も快適なんです
日射のことをちゃんと考えれば
ですけどね
本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
初めての方は、ぜひご覧下さい
2025年03月03日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。