窓から熱が入ってくるのを画像でお見せします
Vol. 3,671
おはようございます。
丈夫であったかい家を作るマクス、
社長の鈴木です。
低気圧がポコポコ生まれて、台風も心配です。
週末の見学会は雨かなぁ…というのも心配。
天気予報によると、
どうやら今週が暑さのピークらしいですね。
そう言えば、今年の暑さってどうなんでしょう?
例年に比べて…。
冷夏、ではないと思うんですが、
個人的には「今年の夜は涼しいよね?」
と感じています。
私、エアコンに長時間あたると具合悪くなるので、
家では基本、扇風機で過ごしています。
でも、
「うぅ…暑くて寝られねぇ…」
と、扇風機をつけっぱなしにして、
それでも寝苦しい夜って毎年何日かあるんですが、
今年はまだ、
扇風機を回しっぱなしで寝たことがありません。
むしろ夜は涼しい…。
良いことですけどね。
まーでも、日中は暑いですねぇ~。
オリンピック選手はよく倒れないなと。
住宅においても暑さというのは大問題。
朝、出社して私の机がある事務所の2階にゆくと、
『あっつぅ!…』
って画像じゃ伝わらないし、
そもそも、画質悪すぎ…。
なんですが、実は上の画像は、
飲食店の入口などですっかりおなじみになった、
サーモカメラの画像です。
なので、温度(赤外線)を、可視化できます。
最初の画像をサーモカメラと並べてみると
こんな感じ。
色分けされた目盛りが見えると思いますが、
50度以上はピンクに、
25度以下は暗い青で写ります。
中間の黄色が38度くらい。
朝の撮影ですので、
上の画像で陽があたっているのは東面です。
もう少し寄ってみると…
アルミサッシのフレーム部分は50度超えてます。
このサッシ、今はもう売っていないんですが、
シングルガラスのアルミサッシが、
二重になって、1つのサッシになっています。
いわゆる内窓、みたいなものですが、
サッシ自体が最初から二重(二層)構造です。
開けてみると、ものすごい熱。
これじゃぁ、岩盤浴みたいなものですね。
まだ陽が当たっていない南面を見てみると、
サッシもベランダも日陰なので気温と同じ位ですね。
開けた窓の向こうは林なので、
空と木が青く写っています。
とにかく、
窓からものすごい熱が入ってきているのが
おわかりいただけると思います。
一方、
完成見学会直前の富士市の薪ストーブの家
を見てみましょう。
会社の写真の翌日ですが、この日も暑い。
朝、東面に強烈な日差しが照りつけています。
指差す東面の窓を、
内側からサーモカメラで見てみましょう。
トリプルガラスの樹脂サッシ。
つまり、フレームはすべて樹脂、
そしてガラスは三重。
熱が殆ど伝わってきていませんね。
※ちなみに現場は ↑ エアコンかけてました 。
なので壁が冷えて青い。
シングルガラスの二層構造アルミサッシ(右)
と比べると雲泥の差。
現場のサッシのアップ。
ガラスもそうですが、やっぱり違いはフレーム。
樹脂のフレームからは、
ほとんど熱が伝わってきていません。
ガラスとの間から、
漏れるように熱が僅かに伝わる。
樹脂とアルミは、
熱の伝わる速さが、1,000倍違いますからね。
これくらい性能が違うと、
・閉めていたほうが涼しいか?
・開けて風を通したほうが涼しいか?
その答えが、
サッシの性能によって違ってくるのが分かります。
昨日は、
「家を建てるときに性能なんてどうでもいいのさ」
なんて逆説的なタイトルにしてしまいましたが、
性能で住みやすさが変わるのは、
言うまでもありません。
完成見学会で、サッシに手をかざしてみると、
熱が伝わってきているかどうかが分かります。
もっとも、軒が深いので
朝か夕方しかサッシに陽が当たりませんが…。
残りは9(月)の12時と16時の2枠のみです。
「えー?…他の時間に何とかならない?」
という方は、
調整できるか考えますのでご相談くださいませ。
2021年08月05日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。