Vol. 4,402

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます（長いですけど）

現場で頑張っているスタッフや
職人衆には悪いけど
事務所でPC作業しているだけでも

うんざりするほど暑いっ！

私は冷房かけてると
暑さでだるいよりさらに
具合が悪くなるので

事務所の冷房は皆の居る
1Fのみなので2Fはほぼサウナ。

冷房はガンガン運転すれば
どんな家でも効きますが
これだけ電気代が上がってくると
冷房を躊躇する方も…

特にお年寄りは
「我慢が美徳」
「年金生活なので電気代怖い」
ってなりがち。

それで熱中症で倒れると
治療代が高額で本末転倒です。

だからこそ！

やっぱり家の性能は大事。

冬は「断熱断熱断熱…」って
念仏のように言いますが

実は夏も！！！

断熱はすごく大事です。

断熱性は高ければ高いほど
冷房はよく効きます。

だけでなく

断熱性は高ければ高いほど
太陽の熱が伝わってくる時間が
遅いので室温が上がりにくく
なります。

この2つは
迷信でも似非科学でもスピでもなく
科学的に検証された【事実】です。

そして、壁・屋根・床の断熱を
ある程度上げると
圧倒的に窓からの熱の出入りが
割合的に大きくなります。

冬は窓から出来るだけ
熱を採り入れ

夏は窓から出来るだけ
熱を入れない

そんな「建築的な」工夫
が必須です。

ただ、これだけでは難しいのが
昨今の暑さ。

冬は太陽高度が低いので
軒が深くても日が差してくれる。

夏は太陽高度が高いので
軒が深ければ日が入ってこない。

でも…

中間期
本来暑くも寒くもない春や秋に
太陽高度は結構低いのに
そこそこ気温が高い日がある。

この時、断熱性が高いと
家が温められ
オーバーヒートする。

つまり熱くなりすぎる。

ということは
「断熱性を高める」
だけではなくて

ある一定の断熱性能を
超えたら

「中間期の通風」

を考えてあげないと
かけなくてもいい時に
冷房を使わなければ
ならなくなる。

そう語るのは日本の断熱基準を
牽引しているHEAT20が
今度出版する窓の本の検討会議
での北総研の鈴木先生。

つくり手側からの参考意見を
ということで何故か私も
メンバーに入れていただいている
のですが、なかなか大変です。

でも、ホントその通り。
風が抜けるって素晴らしい。

高断熱高気密なだけでなく
パッシブな設計

これが今の日本に求められる性能。

長期優良住宅とらないと
こどもエコの補助金あげないよ～

予算が無くなるwww

って申請が殺到して
審査が遅れまくってますが
構造も断熱も
長期の基準なんて
低すぎるんだから

さっさと義務化して
子育て支援そのものに
予算組んでかなきゃ嘘だよな…

と思う
工務店おやじのボヤキでした。