『カーポートの家』にならないために
Vol. 4,343
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
昨日に引き続き
沼津市の新築注文住宅からです。
急に暑くなったこの日
職人たちは頭にタオルを巻いて
汗だくで作業してくれています。
カーポートを作っています。
カーポートって…
考えずに作ると「カーポートの家」
になっちゃいます。
新興住宅地の大きな分譲地などで
よく見かける、道路に面して
どのお宅も間口全面駐車場で
ポリカーボネート屋根のカーポート
まるでカーポートメーカーの
カタログのように並んで
木が一本もない…
なんて風景を見かけます。
なんか
寂しく感じちゃうんです。
カーポートが悪い
わけじゃぁないんですけど
なんと言いましょうか
風情がないと言うか…
例えば
あえて乱暴な言い方をすれば
京都や飛騨の美しい街並み…
いや
そんな有名な観光地じゃなくたって
日本的だなって思える
落ち着いた町並みには
広くなくても木は植えられているし
カーポートが並んでいる
なんてこともない。
建築雑誌で見る
建築家の建てた住宅とかだと
カーポートがバーン!
なんて家は皆無ですよね。
たいていカーポートよりも
植栽の方が大事に計画されてるし
車を大事にされる方の家は
ビルトインガレージか
別棟の車庫棟になっています。
もちろん
ビルトインガレージや別棟の車庫は
すごく高くなっちゃうから
雨に濡れずに車に乗りたいって時は
既製品のカーポートしかないです。
でも、やっぱりその場合も
配置や素材には
十分配慮したいですよね。
カーポートが悪目立ちして
まるで主役の「カーポートの家」
ってならないように。
このカーポートは
L型の骨組みの下に薄くシャープな
屋根が吊られるデザイン。
屋根はアルミ製で薄く
とてもシャープな印象。
色も、骨組を黒に
屋根を薄いグレーにして
建物の
「腰壁は黒の板貼りと漆喰の白」
に合わせることで
シャープでおしとやか
そして、主張しすぎない
そんなカーポートにしました。
うん!
建物のデザインを邪魔しない。
完成が楽しみです。
一方敷地のこちらでは
フェンス用のブロックを施工中。
既存鉄筋コンクリートの車庫は
解体で古いブロック塀のアンカーを
取り去った穴が出たので
現場監督の城内に
「穴は補修しとこっか」
と伝えたら
全面新しく塗膜防水塗装されてる…
しかも
見積りは普通ブロックなのに
化粧ブロックになってる…
うーん
昨日の続きみたいだけど
サービス多いなぁ…
喜んでいだければ、いっか!
2023年06月06日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。