Vol. 4,342

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます（長いですけど）。

本日は沼津市の新築注文住宅から。

以前作っている途中の様子を
ご紹介しましたが
コンクリートの壁が出来ました。

敷地に道路との高低差があるので

こんな感じに階段を登って
玄関に入ります。

まだこれから
照明器具を付けたり
タイルを張ったり
手すりを付けたり

やること沢山。
完成前は色んな職人が入るので
現場はバタバタです。

駐車場からは車椅子でも
玄関に行けるように
スロープを設けています。

黄色が階段
オレンジがスロープです。

こっち側がスロープですね。

車いす用のスロープは
・自分一人で登る（自走）のか
・介助者が押してくれるのか
・電動車いすか

で最大の勾配が違います。

・自走なら、1/12勾配
・介助があれば、1/8
・電動車いすなら、1/6

と一般的には言われています。

自走の1/12って
1mの段差解消に12m必要ってこと

かなりの距離が必要ですね。

外部の階段も、室内と違って急だと
雨の日に滑って転んだりしたら
大変ですからより緩やかにします。

決まりがあるわけではないのですが
私は外部では一段を、

高さ12cm（最大でも15cm）
踏むところを30cm

取るようにしています。

これくらいだと、安全に登れます。

この辺は
お施主様とご相談しながら
将来アプローチが使いづらくて
外出が億劫になる

なんてことのないように
頑張って作りました。

図面を元に職人とは打ち合わせして
概算見積りを取って
ご契約させていただきましたが

工事終了後…

「しゃちょぉー
　あーの階段、立派すぎて
　すぅーげぇーかかっちゃった
　だけんどぉー」

と、富士弁で土木会社の社長から
言われました。

ここで

【A】
知らないよー見積もりしたんだから
それでやってよ−

【B】
えー、じゃあその分はお施主さんに
追加もらえないか相談してみるよ−

【C】
えー？もうちょっと安くなんない？
と値切るか

社長として、厳しく！
判断しなければなりません。

私は【D】

だろぅねぇ…
えーん、まぁしゃーないかぁー

です。

一生懸命やってくれた職人の仕事
に対し出来れば値切りたくない。

いつも同じ協力会社だから
私が無理に値切らないって
知っているから

厳しい時だけ
正直に言ってくれる。

そこは信頼関係。

お客様が喜んでくれてるのに
「じゃぁ追加です」
も、やっぱ悪い。

見積もりが甘かったと言えば
それまでですしね。

多くの会社から選んでいただいて
更に工事にご協力いただいた感謝は

やっぱり仕事でお返ししませんと。

先日は
「おつかれさま」って感謝の気持ち
について書かせていただきましたが

作り手側も、ご縁に心から感謝！

そんな
お互いに尊重・感謝できる関係が
いい家づくりの源ですね。