屋根の勾配とロフトの関係
Vol. 3,959
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
昨日の曇天と雨が嘘のような
【これぞ五月晴れ!】
というような、気持ちの良いお天気。
昨日に引き続き
小山町の新築注文住宅からです。
上棟作業二日目。
無事、棟が上がりました。
お施主様は残念ながらお仕事で不在。
でも、後で見て感動していただくのも
良いですよね(笑)。
今回のお宅は片流れ屋根。
片流れとは、屋根が一方向に流れる、
つまり樋が片側だけについている屋根。
私は屋根の勾配を
比較的緩やかに設計することが多いです。
急勾配(大工は勾配が早いと言います)
の屋根は、トンガリ屋根になって
なんか威圧感があるというか
街並みに対して優しくないというか
そう感じるんですね。
特に制約がなければ3寸勾配が多いです。
1尺行ったら3寸登る勾配。
30%の勾配です。
今回の屋根は3寸5分勾配。
30%→35%と、たった5%勾配が
早くなるだけで…
屋根の上に立つと随分怖さが違います。
その分屋根が高くなるから
景色はいいですけど。
あぁいい眺め!
今日もゲロゲーロ ゲロゲーロ。
いいよ、今日は好きなだけ鳴いても。
勾配を早くしたのは、
・景色のためでも
・デザインのためでも
・勿論「なんとなく」でもなく…
ロフトを作るためです。
このまま天井を作ると
3階建てになってしまいますから
天井を床から1.4mの高さで作ります。
それでも、勾配を早くしたため
屋根全体が少し高くなりロフトのほぼ全部が
「1.4mとれる高さ」にしてあります。
屋根にはしっかりと断熱しますから
真夏でもそんなに熱くない。
荷物置き場はもちろん、
子供が小さいうちは
十分子供部屋に使えますし、
書斎に、趣味部屋に、秘密基地に、
その用途はかなり広がります。
繰り返しですが
「しっかりとした断熱」
が大前提ですけど。
適当な断熱では夏は熱くていられませんから。
もちろん断熱は
ロフトの有る無し関係なく
住まい手の快適性
と
住宅の耐久性
のために必要不可欠です。
そんな高断熱な家づくり。
今週の土日は富士市で完成見学会。
一時間に限定一組の完全予約制で
空き時間はあと3組となりました。
お早めにお申し込みくださいませ。
2022年05月19日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。