基礎断熱の熱橋を潰せ
Vol. 3,856
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
朝…。
寒いですね。
温暖な富士市でも、毎朝0~4度くらい。
そんな寒い日の朝
アルバイト中の長男坊に車を取られた家内
をのせて、昨日ご紹介した富士市の現場へ。
もうすぐ上棟の新築注文住宅の現場です。
社員大工の宮崎もやってきました。
天気予報はずっと晴れですが
万が一のためにシートで覆っています。
「さぁ、さっさと始めるぞ!」
とシートをめくります。
基礎断熱の施工中です。
通常、一階の床
のすぐ下(裏側)に断熱材があるのが
【床下断熱】
従来の家づくりで、ごく一般的なやり方です。
間違いではありません。
でも、断熱性を上げようとすると
【床下断熱】よりも【基礎断熱】の方が
有利です。
なので、静岡では床下断熱のほうが多いですが
東北や北海道では基礎断熱のほうが主流ですね。
下の写真で基礎断熱は、こうなっています。
基礎部分で断熱しているので
一階の床の裏側には断熱材は付きません。
「1m」と書いてある部分はこれから施工します。
問題は指差している部分。
土台の下の基礎パッキンから
熱が逃げるのを防ぎます。
富士市のモデルハウスの工事の際
特殊なプログラムで熱解析をやったものです。
基礎の気密パッキン部分が熱橋になってしまうので
施工法を変更しました。
「熱が橋を通して伝わる」
ことから「熱橋」=ヒートブリッジ
と言います。
断熱上の弱点ですから
熱橋をいかに少なくするか?
がポイントです。
熱橋は断熱性能を示す「Ua値」という数字
の計算には出てきません。
数字も大事なのですが
「確かな精度」
は何より大事なのですね。
と、断熱のことを熱く語っても…
やっぱり寒いものは寒い。
あったかい家、作りましょう!
さぁ、いよいよ、上棟です!!!
こちら ↓、とってもあったかい家です。
2022年02月05日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。