長く使える方が結局お得
本日は、無事お引渡しを終えた裾野市のお宅から、雑談。
昨日は、静岡市の家具工房「マルミヤ」さんの家具を入れたお話を書かせていただきましたが、その家具たちをやさしく照らしている照明器具、ご存知ですか?
インテリアに興味がある人なら、もう誰でも知っていると言っても過言ではないくらい有名な照明器具「PHランプ」ですね。
PHランプは、今から100年近く前から、デンマークのポール・ヘニングセンによってデザインさらてきた照明器具シリーズで、どこから見ても眩しくない(グレアがない)という機能美が有名です。
あまりに有名すぎて、建築家の人などは安易に選んだと思われたくないからわざと使わないくらい。
シリーズの中で家庭用に人気のPH5は1958年の設計。
実は今回お施主様が気に入って購入したこのPH5は、60周年記念モデルで、フードが銅になっており、とっても美しい光沢です。
照明器具は数あれど、「ライトを消しても美しい」ってそうはないですよね。
日中、スイッチが入っていないときでも銅に照らされる暖かな光はとても美しいです。
門柱の表札の真鍮とも共通していてとっても素敵。
もちろん、そのPHランプに照らされるホワイトオークのテーブルと椅子たちもとても素敵。
とくにこのソファーチェア、座り心地満点。
限定品のPH5、ちょっとここで書きたくないくらい、お高いです(気になる方はググってね)。
もちろん、椅子やテーブルも、組み立て式の家具に比べたら、0が一個違うことも。
ですが、この椅子に座ってこのランプを毎日眺めながら食事するって、すごく贅沢な時間かと。
安いものをどんどん買い換える、というよりも、素敵な逸品を長く愛して使う方が、結局はお得なんじゃないですかね。
そう、住宅も同じ。
30年そこそこで建替えや大規模修繕が必要な住宅は、結局損をしてしまうと思うのです。
2021年04月20日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。