昨日は、大工工務店の会の様子をご紹介しましたが、マクスの社員大工の丸山が発した言葉で会の皆に驚かれてしまいました。

「え？大工が基礎もやるの？」

はぃ、やってるやってるwww。

というわけで、富士市の新築注文住宅の現場から。

手前から社員大工の篠原・丸山・原田。
特に篠原と原田は、社員左官としても成長してもらいたいので、モルタルやコンクリートはお友達、くらいになって欲しい。

大工工務店の会でも私から話をさせてもらったのですが、なぜ、大工が基礎までやるのか？
もちろん理由はあります。

基礎は、ずっーと同じ協力業者の土建会社にお願いしていますが、公共工事もやっている会社なので、季節によっては忙しくて手が回らなくなりがち。
そこに来て、マクスの着工も重なったりすると、「もう無理ぃ…」となってしまい、基礎の着工待ちになってしまうことが度々ありました。

かと言って、仲間の職人衆に、
「誰か基礎屋さん知らない？紹介して」
とお願いしても、図面を見せると、
「え？木造住宅の基礎なのに、なんでこんなに鉄筋が複雑？？？ちょっと無理…」
と断られてしまうんですね…。

そんな時、化粧型枠で大工でも組み立てられる、と言うか大工だからこそキレイに組み立てられる基礎工法の耐Qパネル工法を知り、鉄筋も工場生産のユニット鉄筋にすることで、従来より、早く、丈夫で耐久性（化粧型枠により中性化が起きない）がある基礎にする事ができるなら、と昨年より取り組んでいます。

まぁ、社員大工たちからすれば、
「また社長が突拍子もない事言いだしちゃったよぉ…」
と思ってるはずですが、ちゃんと作らないとその後の木工事が大変になって困るのは自分たちなので、ちゃーんと頑張ってくれます。
精度もよく出ていて、品質にもより自信と責任が持てるようになりました。

今回みたいに大きな基礎は、特にこれから夏になると、地獄の現場となります。
「うーん、ツツジが綺麗…」
とか言ってられるのは私だけなので、
「みんな頑張ってね…」と心の仲でつぶやいて私は事務所に帰ります…。

最後は告知でございます。
完成見学会はいよいよ来週末です。

4/17,18【裾野市】パッシブソーラーの家 完成見学会