軒(のき)と庇(ひさし)の役割とは
空気を読まず
お寒いギャグを言い
昔はこうだったと同じ話ばかり
そんな年寄になりたくない
と思っていた「オヤヂ」に
いつのまにかどっぷりなっている
けれど、古いものにも
「意味」と「良さ」はある!
本日はそんな
【昔からある知恵を侮るなかれ】
と言うお話です
2024.12.18 Vol. 4,904
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
昨日に引き続き富士宮市の
注文住宅の現場からです
本日も外壁の施工の様子ですが
指差す窓の部分
1階と2階で仕様が違います
1階の窓の上にだけ30cmの出の
小さな庇(ひさし)が付いてます
窓に付いた小庇のことを昔から
霧除け(きりよけ)と言います
小さいと言ってもこの霧除けは
30cmなのでそこそこ出ている
もはや小さな屋根です
小さな屋根ですから
ちょっとした雨なら窓が開いて
いても吹き込まない
ほんの少しの雨で室内がビショ濡れ
なんてのは嫌ですよね
窓は外壁に開けた穴ですから
収まりが複雑で一番雨漏りが多い
そこに雨がかからない屋根を
付けてあげるというのは
耐久性上も、とても合理的です
この窓は以前ご紹介しましたが
南の雑木林に向け開放的に配置
してありますので
窓が角の2面に並んでいます
ですのでここの霧除けも
ビシッと90度に一体に繋げました
これで雨仕舞いは完璧
アルミ製なので霧除け自体の
耐久性もバッチリ
窓の下側は板金職人が丁寧に
水が切れる部材を作って設置
下から覗くとこんな感じ
(この窓は2階の窓ですが)
2階の窓には霧除けはありません
なぜって深い軒の建物本体の屋根が
ありますので
こうして1階も2階の窓も
軒と霧避けで雨から守られています
そして、守られているのは雨の
侵入だけでなく
夏の強烈な日差しが室内に侵入
するのも防いでいます
夏は太陽が高いですから
霧除けも十分威力を発揮します
フックを付けてスダレをつける
なんてことも出来ます
日が差し込みにくければ
室内が熱くなりにくい
熱くなければ冷房も少なくていい
昔からある知恵って
侮ってはいけない
オヤヂギャグにも三分の理
さぁ餅をつきながら
オヤヂギャグで語ろう!
2024年12月18日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。