木の外壁を劣化させない施工法
今や世界的建築家の隈研吾氏
けれど
隈建築は腐ってどーもならん!
なんて批判は一般の方でも
ネットで見たことがあるのでは
木は腐るか?
と聞かれれば、木を腐らせる
腐朽菌(いわゆるキノコ)は
常在菌と言って空気中に
どこにでも漂っている菌です
腐朽菌はキノコを思い出せば
分かる通り、適度な温度と湿気
を好みます
ジメジメした場所では腐ります
逆に、低湿度と低温下では
木は腐りません
ちなみに、水中でも腐朽菌が繁殖
できないので腐りません
うまく施工をすれば木を外壁に
使っても腐らない様にできます
本日は
【木の外壁こそ通気が大切】
と言うお話です
2024.12.17 Vol. 4,903
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
昨日に引き続き富士宮市の
注文住宅の現場ですが
建物の南東角だけ
昨日ご紹介したシックイ下地の
木の下地がありません
建物の水色の透湿防水シートが
見える部分は桧板を施工します
上写真右下で社員大工の宮崎が
塗装をしています
防腐塗料を2回塗りしています
「立て板に水」と言うくらいで
縦に貼ったほうが水が切れるので
腐りにくくなります
木を縦に貼るには
下地の木桟は横に施工します
ただ、昨日ご紹介した通り
通気層はこの様に
下から上に空気が流れる
様にしなければなりません
空気は暖められると軽くなる
からです(小学校の理科で習いましたね)
横に下地の木桟を打つと
空気の通り道がないので
この様に社員大工たちが
木桟を加工して
空気の通り道を作っています
順に上に登っていった空気は
最終的にはこの部分から
屋根の中に入っていき
セルロースの断熱材の上を通り
屋根の上の棟換気から抜けます
外壁の裏側はこの様に
空気が通っていて常に乾燥してる
そして、外壁の表面は
深い軒で雨がかからないから
濡れない(濡れてもすぐ乾く)
こうすると、腐朽菌の繁殖条件
のひとつ「ジメジメしてる」
という状況にならないので
木の外壁が腐らない!
のです
たくさん木の施工をし
成功も失敗も積み重ねてきて
泣いたり施工し直したりして
常に「どうしたら腐らないか」
を考え、社員大工たちと
ノウハウを積み重ねています
だから、木の外壁の施工には
自信があります!
土曜日は餅つき大会
木の外壁のマクスに全員集合!
2024年12月17日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。