付加断熱の時のサッシの取り付け位置 図解
画像生成AIの Firefly のセンス
にはいつも笑わされます。
本日のサムネの画像の元は
「太ったおじさん2人のシーソー」
ここはどこ…笑
本日のブログはシーソーではなく
重量のあるトリプルガラスサッシ
の「バランス」のお話です。
2024.6.10 Vol. 4,713
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
先週末のブログ
「付加断熱の時のサッシの
取り付け位置」
は、Blog仲間から
「さっぱり意味分からん」
と不評でしたので
もう少しわかりやすくする
努力をしてみます。
まぁ、マニアックな部分なので
努力はするけど
伝わるかどうか…
下の工事中写真のように
サッシが引っ込んでいるのは
壁の外側にも断熱材が
付加されているからです。
(付加断熱と言います)
で、付加断熱の場合に
サッシをどこに付けるか?
ってお話です。
マクスではこんな具合に
サッシを構造躯体に付けるので
サッシが奥まった位置
にあります。
建物を縦に切った断面図解です。
緑が構造躯体
ピンクが付加断熱層です。
左がマクスの付け方で
構造躯体に設置する方法。
右は、付加断熱の下地に
サッシを取付ける方法です。
決まりはないのですが
例えば今回のサッシの場合
約幅165cm高さ150cmで
トリプルガラスの樹脂サッシは
重量、どれくらいだと思います?
想像してみてくださいねー。
はぃ、正解は…
約72kgもあるんです。
めっちゃ重くないです?
大工も付けるの大変です。
ちなみに、ペアガラスの
樹脂サッシの場合でも63kg
ありますし
もし、透明じゃない外から見えない
「型ガラス」だとさらに10kg以上
重くなります。
こんなに重いサッシを
駆体に設置(左)せずに
付加断熱層(右)に設置すると
バランス悪いなぁ~ってこと。
長期間の使用で不具合が出る
可能性が高いと考えています。
実際、構造の先生の中には
「最近のサッシは重いので
構造計算の時に線荷重として
見込んだほうがいい」
という方もいらっしゃいます。
実際の計算ではサッシの荷重を
加算してもほぼ結果は変わらない
ので入れていませんが
確かに長期間経過後の不具合も
そうですが地震の際のバランスは
構造計算さえしていないと
簡易計算では大きく狂うはずです。
バランスを考えて設計しないと
シーソーも折れ…
いや丈夫だな。
Firefly やるな!
最後はCMです。
今週末はZoom勉強会があります。
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About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。