付加断熱は防水を考えた納まりに
Vol. 4,454
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)
週末のサモア戦まで
今週も張り切ってまいりましょう!
たのむでしかしぃwww
今週は富士市の注文住宅の現場
からスタートです。
建物を雨で濡らさないように
仮の防水シート(安いの)
を施工後
整然と金具が取り付けられました。
これは付加断熱のグラスウールを
固定するためのブラケットです。
付加断熱って…?
断熱材は普通、柱と柱の間
つまり、壁の中に施工します。
壁の中に充填するので
「充填断熱」と言います。
壁の厚さは柱の厚さと同じなので
4寸の柱の厚さ12cmが
充填断熱の厚みの限界。
そこで、外壁側にさらに断熱材を
付加することを「付加断熱」
と言います。
先週ご紹介しましたが
こんな感じで施工していきます。
赤いのは高性能グラスウール
という断熱材。
普通のグラスウールよりも
繊維が細かく断熱性が高いです。
この高性能グラスウールを
施工した上に
厚手で長尺で薬品耐久性も高い
透湿防水シート(高いの)
を施工して
その上に通気層を作るための
下地の木桟を施工
さらにシックイ壁を作るための
木下地(きずり)を施工します。
外壁に求められる性能は
『暑さ寒さを防ぐ』
『雨の侵入を防ぐ』
この性能を、長期間発揮する
ということが求められます。
特に雨漏りは
高額な塗替え等を最小限に
抑えた上で
最小限のメンテナンスで
長期間防ぐことが重要
ですから
このような換気口や窓など
「壁に穴を開ける部分」
は慎重に慎重に施工します。
その慎重な施工よりも大事なのは
軒が深いこと!
そもそも、軒が深ければ
雨に濡れることがないので
雨漏りの危険性を
ほぼカットできるわけです。
ここはベランダを受ける
鉄のブラケット。
こういう部分は
最も漏水の危険が高いので
慎重な上に慎重な施工
が必要ですが
やはりその面でも
深い軒に守られている安心
はとっても大事ですね。
そんなに心配なら
ベランダなど付けなければいい!
確かにその通りかもしれません。
けれど、快適さや楽しさが
そのためにドンドン削られて
しまっては
なんのための家づくり?
ってなっちゃいますから。
このベランダを支える
鉄のブラケットも
ボルトが壁を貫通して
支えてているので
その部分は熱が伝わって
しまう「熱橋(ねっきょう)」
となります。
じゃぁそんなもの
やっぱり要らない?
それ言い出すと
窓なんか無い方が
断熱性も耐震性も
全然高いです。
でも、窓がない家なんか
住みたくないですよね。
2023年09月25日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。