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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

柱無しで屋根を伸ばす

Vol. 4,258

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。

 

本日は三島市の注文住宅から。

今回の建物で
構造的にひと工夫した所を
ご紹介させていただきます。

すでに樹脂サッシもついて
屋根の防水工事も終わっていますが
その屋根について。

 

指差す部分は壁から突然
1.4m飛び出していますが

いくら雪の無い静岡県だからと言え
さすがに、1.4mも屋根だけで
飛び出されるのは不可能。

 

そこで、下から見てみると

途中で本体から飛び出した桁で
屋根(の下地の垂木)を
支えられているのが見えます。

 

この桁は、はたして
どうやって固定されてるのか?

上棟時をプレイバック!

社員大工の隆成&宮崎が
立っているのは
胴差(どうさし)という
二階床の梁のグルっと外周部です。

胴差から短い梁が突き出ています。

 

そこに…

梁を落とす。
突き出た小さな梁の先端は
「茶臼(ちゃうす)」
という仕口にになっています。

小さな梁が大きな梁を
茶臼で受けているわけですが
小さな梁は胴差に
引っ掛けてるだけなので

通常は柱で荷重を受けます。

柱がないと
このままでは屋根荷重が掛かれば
垂れ下がっちゃいます。

 

そこで…

小梁を覗くと…
(木目が積んだ天竜材、ってのはおいといて)
奥に光が見えます。

そうです。
梁の中を貫通する穴を
開けてあります。

 

屋根を受ける桁を繋げたら…

 

その穴に長いボルトを差し込んで
胴差の奥から持ち出した桁まで
ボルトでグイグイ引っ張って緊結。

これで
構造的に一体になるので
屋根の上に人が乗っても
ビクともしなくなります。

 

あたり前田のクラッカーですが
(え? 知らない…?)
構造計算をして屋根の荷重を
見越しております。

まぁ、雪さえ降らなければ
無視していい様な荷重ですけど。

 

こんな具合に
ちょっと複雑にした際に

できるだけ構造に無理が
かからない様に

できるだけシンプルにするには?

できるだけ丈夫にするには?

できるだけ美しくするには?

って考えながら梁の組み方を考える
「構造設計」も

間取りやデザインなどの
「意匠設計」
と同じ様に、結構面白いんですよ。

 

面白いというか
一般の方は間取りやデザインは
考えられても

構造は考えられませんから

設計士として
しっかり吟味して
責任を持たなければならない
部分ですね。

 

そんなふうに
じっくり考えて作られた
素敵なおうちの見学会情報です!

お申し込みは
下記よりお願いします。

3/19【富士市 完成見学会】

2023年03月13日

Post by 株式会社 macs

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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