リノベで耐震や断熱工事を疎かにすると後悔する理由①
週末はモデルハウスで相談会を
させていただきました
ご実家で市の無料耐震診断を
したところ、評価点が0.2未満と
大地震にはまず耐えられない判定
ご心配ですね
今後の方向性を検討のための
ご相談でした
耐震性の重要性を真剣に
お話をさせていただきました
お役に立てたならば幸いです
ちょうど富士市で耐震補強工事
が始まりましたので
リノベーション工事で
耐震工事や断熱工事を
適当にしてしまうと
後から後悔することになる
という理由を、すごく大事なこと
なので今回はシリーズで一週間
書いてみようと思います
2025.1.27 Vol. 4,944
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
私も若い頃
富士市の無料耐震診断に
駆り出されていたことがあります
大抵、申し込むのはお年寄りで
診断するまでもなく
「これ、地震来たらアウトよ?」
という、かなり古い建物が多い
そうすると、決まってこう
言われたのでした
「やっぱそうだよねぇー」
「地震で潰れたら建て直すよ」
これは事実として
阪神大震災で6,000名以上の方が
お亡くなりになり
内5,000名以上の方が
建物の下敷きになっていて
「圧死」していて
その9割が「即死」であった
つまり、
「地震で潰れたら建て直すよ」
の大前提として
地震の時に
「たまたま家にいなかった」
時にのみ、それは可能になる
ただ、年金生活のお年寄りに対し
執拗に恐怖心を煽って耐震工事を
迫るのが正義かといえば
うーん、難しい問題です
私は
大変だと思うけど2階に寝てね
というのが精一杯でした
その方が家が倒壊しても
生き残れる可能性が高いから
(1Fが潰れて2Fが残る方が可能性が高い)
工事の方針を
自分の成績や自社の売上の側面
から考えてはいけないのです
で、話を実際の現場へ戻します
解体が完了!
って
まだ壁を壊してないじゃん!
はぃ、そうなんです
そもそも、リフォームと
リノベーションの違いって
なんでしょう?
実は明確な基準はありません
大掛かりなリフォームを
リノベーションというだけ
という会社も多いです
でもマクスでは
リノベーションとは
耐震性・断熱性・耐久性 を
新築当時よりも大幅に向上させ
現在の基準で見ても
高品質なレベルにすること
と考えています
ただ、これには当然お金がかかる
新築並になることも多く
場合によっては新築より高額にも
これから何十年も住むことになる
子育て世代の工事と
終の棲家としての老夫婦世帯
であれば、当然正解は異なります
今回の場合
別荘・保養所的な側面が強く
毎日住む住宅ではないので
予算も考慮して
1.必要最低限の耐震性の担保
2.工事範囲内で可能な部分を断熱
と、方針を決めて打合せを
進めさせていただきました
そして早速その耐震工事ですが
最初の写真の中央をアップ
もうちょっとアップ
はぃ、この写真を見て
「致命的なことをしている」
と実務者なら分かります
わからない人は必死に勉強しよう
ボルトが緩んでる?
いいえ、違います
答えは!
明日、解説させていただきます
本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
初めての方は、ぜひご覧下さい
2025年01月27日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。