住宅のデザインはその家の前を通る人のためでもある
【自分の国さえ】良けりゃぁ
何でもありかぃっ!
無茶苦茶言うなぁこのオッサン
と彼の国の大統領には思うけど
なぜか少し羨ましくもあるのは
我が国では
【自分と党さえ】良けりゃぁ
って爺さんたちばかりだから
なのかもなぁ…涙
なんとも寂しい考え方ですが
住宅も「自分さえ満足ならいい」
という利己的なデザインは
見ていてすご~く寂しくなる
今日はそんなお話です。
2025.1.24 Vol. 4,941
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
ついに!
富士市の新築現場では
足場が取り払われました
インフルにかかった板金職人が
なかなか樋をかけられず
足場の撤去が遅れておりました
いやはや、清々しい
そして、我(が設計)ながら美しい
屋久島地杉の外壁が
エコウッドトリートメント
という薬品で処理されて
まるで時間をワープしたような
新築なのに築10年?みたいな
渋い色に変色しています
次は外構工事
まずは既存ネットフェンス解体
いかがです?
よくある安いネットフェンスで
一般住宅で使われることは
普通はありませんよね
それでもフェンスが無くなると
なんとなくまとまらない…
というか、もっと言えば
富士山も出ているのに
なんとなく間が抜けている
やはりネットフェンスであっても
なんでも、建物が「囲まれてる」
って心理的な安心感があって
それが見た目の印象にも
影響を与えている証拠でしょう
例えば
フェンスと木のイラストを
チョコチョコっと書き足す
だけで…
ぜんぜん違う!
住宅は、個人の財産です
だからどんな外観・デザイン
にしようと個人の自由です
でも、ちょっと考えれば
誰でもわかるんですが
例えば白川郷に屋根のない
真四角な家があったら???
をぃ!
ってなりますよね?
白川郷ではなくても
例えば
・太陽光を少しでも多く
・でっかいロフトを作るために
って
背の高い片流れの家が
周りの家を無視してそびえてる
とか
例えば
・エキセントリックな形
・どぎつい色使い
って
その家の前を通ると
「え? なに? この家…」
みたいな
家は個人の財産ですが
ぽつんと一軒家でない限りは
その土地周囲の景観の一部
これは紛れもない事実です
その家の前を通ると
なんか、ホッとする
なんか、いい気分になる
そんな
「前を通る人のための家」
でもあるようなデザイン
が私は好きです
本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
初めての方は、ぜひご覧下さい
2025年01月24日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。