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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

基礎断熱の結露を防ぐ技

床の下地の直下(裏側)に断熱材
があるのが床下断熱

床の下には断熱材はなく
基礎の外周部の内側か外側
(もしくはその両方)に
断熱材があるのが基礎断熱

 

どちらも一長一短がありますが
より気密性を取りやすく
より断熱性も高めやすいのは
間違いなく基礎断熱です

 

ただし、基礎断熱にも弱点
があって、それが床下に湿気が
こもって結露・カビの問題
が起こりやすいということ

じゃぁどうやって
その問題をクリアするか?

 

今日はそんなお話です

 

 

 

 

2025.1.16 Vol. 4,933

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です

 

 

富士宮市の新築注文住宅現場

 

床下に謎の黒い物体が

 

じつはこれ、換気扇です

赤い部分の空間の空気を
換気扇で排出します

 

上の画像を反対から見ると

こんな感じ

換気扇のプロペラが見えますね

 

これ、なんのためにあるのか
と言うと冒頭の基礎断熱の
湿気問題を解決するためです

 

 

基礎のコンクリートは
泥団子のように
「水が蒸発して固まる」
のではなく

「水とセメントの化学結合」
で固まります

 

だから、真冬にコンクリートの
施工をして、化学結合の相手の
水が凍ってしまうと

化学結合する相手がいないので
ボロボロのコンクリートに
なってしまいます

 

同様に、真夏にコンクリートを
施工して、化学結合の相手の水が
蒸発してなくなると

やはり強度のないコンクリート
になってしまいます

 

真冬や真夏のコンクリート工事が
難しいのはこのためです

 

 

で、ここから少し話が難しく
なりますが、コンクリートが
硬化する際に

化学結合に使われなかった水が
コンクリートの内部に
閉じ込められます

 

これをコンクリート中の自由水
と言います

 

この自由水は曲者で
コンクリートから出てきて
完全に蒸発するまで

3年から5年かかる
と言われています

 

基礎断熱の場合、この蒸発する
自由水の逃げ場がないので
自由水が乾く間は何年もずっと

床下はジメジメ…
当然カビの温床となります

 

それを防ぐためマクスでは

二階の高い部分から
空気を取り入れ

 

先程の

換気扇を使って床下に
空気を送り込み

 

室内に循環をさせています

 

これで、床下の空気は
室内と同じ空気となり

床が冷たいということもなく
一石二鳥なのです!

 

 

本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております

初めての方は、ぜひご覧下さい


社員大工が上棟する自然素材の家


永年毎年無料のメンテナンス訪問


工務店は構造計算する義務がある

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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