UA値やC値より大事なものとは
一般の方からのお問い合わせで
この様なメールをいただくことが
時々あります
「御社のC値はいくつですか?」
「数値保証はありますか?」
うーん、そこが工務店選びの
基準なのだろうか…?
今日はそんなお話です
2024.8.22 Vol. 4,786
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
断熱性のUA値(低いほど高断熱)
や気密性を示すC値(同じく)は
家づくりにおいて非常に大事です!
ただ、そこが全てではない
と言うか、断熱ー断熱ー断熱ー
とブログに書いていてなんですが
そもそも、断熱性は住まい手が
あれこれ悩んで考えるべき問題
ではなく
つくり手側が、当然に担保すべき
問題なのであって
コストに合わせて自社都合で
断熱性を落として
「コスト的にこうこうですねー」
「これでも十分温かいですよー」
などと絶対に言ってはいけない所
気密性を示すC値も然り
住まい手側がネット検索で
「C値はいくつ以下にすべし」
という記事を見て
その本当の意味もあいまいなまま
その値の保証を求めなければ
ならない住宅業界は実に虚しい
そのC値を出すには現場での
「気密検査」という試験を
行わないとなりません
マクスは毎回行っておりますが
法的には義務ではありません
いつもは検査に立ち会うのですが
どうしても行けない用事があって
現場からの報告を待ちます
「C値、0.5でした」
と監督の城内よりLINEにて
社内ではいつも
0.4だと「OKだね」
0.5だと「0.4が良かったな」
0.6だと「なんで0.6なんだろ?」
と言った感じです
じゃぁ
「0.6は保証します」
と言ってもいいんですが
そもそも
「保証してくれないなら
信頼できないし契約できない」
という方に対して
つくり手の方も
「この人のために頑張るぞっ!」
というモチベーションは起きない
そういうものですよね
信頼関係って
「お互い様」のはずです
で、そんな気密測定をした
裾野市の注文住宅の現場では
階段下の書斎に潜り込んで
社員大工の宮崎が「ヒーヒー」と
ケイソウ土を塗って内部左官は完了
そして実は外部の左官も
シックイ工事が終了し
足場が取れました!
充填断熱に加え
付加断熱もある二重断熱なので
窓が引っ込んだ位置にあります
よく見ると上にも窓があるけど
引っ込んでいるので凝視しないと
見えませんね
こちらの窓も引っ込んだ位置
ですが、さらに金具がついています
この金具を使って
こんな感じに木の格子を取付けます
目的は北側の特に見たくもない風景
をぼかし、同時に外からの視線を
遮断してプライバシーを確保します
じゃぁここに窓つけなければ
UA値もC値も向上するじゃん?
いやいや、そんな窓のない家に
住みたいですか?
じゃぁ型ガラス(≒ 曇りガラス)
にすればいいじゃん?
いえ、開放感は欲しいし空も見たい
そうです
UA値もC値も大切ですが
それに囚われても
家づくりは出来ないのです
最後はCMです。 明日の夜は
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2024年08月22日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。