シックイ壁塗り前の大事な下地調整
私が生まれた1970年は
大阪万博があり高度成長一直線!
の反面、公害が社会問題化。
70年安保や三島由紀夫の割腹自殺
よど号ハイジャックが起きたりと
大ニュースが多く
カラーテレビがブームになる年。
こんなこと書くと
若いスタッフからは年寄り扱い
されること必至ですが
そんな時代からずっと職人!
なんて未だ現役選手もおります。
今日はそんなお話です。
2023.11.29 Vol. 4,519
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
昨日は、まだ木の下地の状態の
富士市の注文住宅からでしたが
本日はもう少し進んだ
別の富士市の現場から。
建物が木の外観ではなく
灰色になっていますね。
左官職人によって下地モルタルが
塗られています。
モルタルとはセメントと砂を
練り合わせたもの。
でもよく見ると上と下で
微妙に色が違います。
ファイバーメッシュという
ガラス繊維の網状のシートを
モルタルの中に埋め込みます。
上が埋め込んだ面
下がこれから埋め込む面で
色が違ったんですね。
このシートを
埋め込むか埋め込まないかで
その後の強度・耐久性が
桁違いに変わってきます。
上の写真で仕切られていたのは
目地棒という小さな桟木を入れ
シックイで固定しておき
最後に桟木を抜きます。
塗る面が広いとヒビが入るので
面を分割しヒビを防ぐ知恵です。
角もビシッとモルタル下地を作り
ようやく最後のシックイ塗り。
でもすぐには塗れない。
よーく練って、おいていく。
練って数日寝かす。
マニュアルにはない
この辺は職人の感と経験。
左官職人として50年。
私が珠のように可愛い園児だった
そんな頃からコテを握っている
親方が一生懸命、練ってます。
実際のシックイ塗りの様子を
ブログでご紹介する前に
ちょっと塗ってる様子を
ショートで見てみましょう。
しびれるぜぇ〜!
かっこいいジジイだ。
僕もこんなかっこいいジジイに
なりたいものです。
かっこいいジジイになれるように
いまのうちに精一杯頑張ります。
明後日の夜は…
2023年11月29日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。