動画に表れない細かい部分の施工
Vol. 4,434
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)
昨日は上棟の様子を動画で
ご紹介させていただきました。
するとお施主様よりLINEで
「あんな感じで出来て
いったんだと
よく分かりました。
暑い中、動画に表れない
細かい部分の施工もきっと
色々していただいたんだな
と思います。
暑い中ご苦労様でしたと
皆様にもお伝えいただけると
幸いです。」
と、嬉しいお言葉を
いただきました。
私、スタッフは褒めませんが
自分自身は
「褒められると伸びるタイプ」
です!(自分で言うな…)
そーです!
細かい部分の施工
が大事です。
なので、上棟時の
そんな細かいところを
ご紹介させていただきます。
社員大工たちが2階の床を
組み上げています。
テキパキとよく動きます。
よっ!上手いぞっ!
(褒めるの下手すぎ…)
床の大梁・小梁を組んだら
構造用合板で床を固めます。
写真はただ配っただけの状態ですが
吹き抜けと階段は当然ありません。
こうすれば一目瞭然だと思います。
「壁」だけを強くしても
「床」を強くしないと
効果が半減しちゃうんです。
その「壁」。
モイスという無機質の面材。
無機質なので腐らず
白蟻にも食べられません。
湿気も通します。
そんな壁を固める面材。
「耐力壁」と言います。
よく見ると
一階と二階で釘のピッチが
違うところがあります。
赤の打ち方だと3.8倍という強度
青だと2.7倍というの強度です。
数字が大きい3.8倍のほうが
強いです。
一階と二階で釘ピッチが
決められているわけではなく
釘のピッチによって発揮される
強度が違うのでバランスによって
使い分けています。
なので、一階でも2.7倍があったり
二階でも3.8倍があったりします。
バランスよく配置するのが
構造計算でもあります。
先程の合板も同じで
吹き抜けや階段などの穴があれば
その分求められる強度が変わり
梁の大きさが変わったりします。
これが構造計算です。
構造計算をしなくても耐震3は
取れちゃいます。
これは良くないことです。
若い社員大工たちに
「3.8と2.7倍
確かめて打ってるか?」
と聞くと「はぃ!」と言います。
ここで
「間違えたらしばくぞ!」
と言うのは良くないことです。
「よしよし、分かってきたな!」
というのが褒めるということです。
(そうだったのか! …ヲィ!)
耐力壁だけでなく
ダンボールと同じ様に「床」
も固めるのは
二階の天井でも同じです。
これが水平構面。
二階の天井で固めるか
屋根面で固めるか。
これらをせずに
「吹抜け越しに屋根の板が!
自然素材で開放的www」
何て言うのはメルヘンの世界。
イメージで家づくりしちゃダメ。
地震が来てから後悔しない様に
しっかり構造計算はしましょう!
水平構面は気密テープで目張り。
これは耐震性ではなく
断熱性のお話でした。
とにかく!
もう一度最後に書きます。
そーです!
細かい部分の施工
が大事です。
スタッフを褒めることも大事!
まぁ… それは追々。 ってオイオイ!
2023年09月05日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。