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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

日本の住宅が長持ちしない理由は「コレ」です

Vol. 4,385

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)

 

ニュースでよく「空き家問題」
って聞くようになりましたよね。

このままでは3軒に1軒が
空き家になるとかならないとか。

 

人口が減ってくれば
余ってくるのも納得ですけど

じゃぁなぜ
一方で毎年ポコポコ
作り続けているのか?

 

それは
日本の住宅が長持ちしないから
にほかなりません。

 

国土交通省によると
人間の「平均寿命」のように

解体されるまでの家の平均寿命は
30年ちょっとと言われています。

アメリカの50年以上
イギリスの70年以上

に比べると恐ろしく短い。

 

でも、昔の家は
50年とか60年とか
「古民家」
ってめっちゃ長持ちのイメージ。

 

実は住宅業界では
「新在来工法」
と言いますが

【柱の内と外に面材を貼る】

つまり

柱の屋外側に合板などを

柱の室内側に石膏ボード

そしてその間に断熱材

って工法です。

 

土壁の古民家の工法から
この新在来工法に変わってから
日本の家は長持ちしなくなった…

そのメカニズムを見てみましょう。

 

新人女性現場監督のミサキに
ビニールクロスの張替の見積の
作業手順を指導中。

新築では使いませんが
リフォームでは
剥がれてきてたら
張り替えるしかありません。

 

指差すところはコンセント。

スイッチやコンセントは
外しておくとクロス職人が楽。

 

 

ここはスイッチなんですが
指を入れると壁の中に
「風」を感じます。
(コンセントは指入れ危険!)

 

これが、日本の住宅が
長持ちしなくなった答えです。

 

ミサキに教える意味も含め
図で解説です。

家の断面図だと思って下さい。
長いと収まりきらないので

天井の高さは低くしてますが
それ以外は割と正確です。

指差す部分が一階のスイッチ。

 

アップで寄ってみます。
壁・床・天井を半透明にしました。

 

水色のライン。

雨樋(トイ)みたいですが
これが「空気の流れ」です。

 

床下から覗き込んでみました。

床下換気口から入った空気は
土台と床の隙間を通って
壁の中へスルスル入っていきます。

 

一階の床から見るとこんな感じ。

 

床と壁を取ってみると

こうです。

 

なぜ、わざわざ空気が
壁の中に入ってゆくのか?

それは
「上昇気流」
が原因です。

 

日光が外壁に当たり
壁の中の空気が温められ
軽くなった空気が上昇するんです。

 

上昇気流はどんどん登りますよ。

一階の天井裏に抜け
また2階の壁の中へ…

 

2階の床から見るとこんな感じ。

天井裏をすり抜けて
2階の壁の中へ難なく到達・通過。

 

最後は2階の天井から
屋根裏へ

そして外へ。

 

当然、出てゆく分は
床下からまた新たに
入ってきます。

引っ張られて、ですね。

 

 

夏はまだいいんですが
問題は冬。

 

暖房をすると
壁表面が暖かくなり
壁の中の空気も温められ
上昇気流発生。

 

間仕切りも含め
家中の壁という壁で
この現象が起きます。

 

一生懸命暖房しても
壁の中は常に冷たい空気が
床下から供給される。

これじゃぁ暖房しても
暖かくならないはずです。

 

そして
暖房が効かないだけでなく
困った問題が…

 

全てが温まって出てゆくだけ
ならまだいいのですが
断熱材の何処かでは
再度冷えて結露します。

これを一冬の間
毎日繰りかえします…。

 

ただでさえ吸放湿性がほぼ無い
グラスウールやロックウールは

結露により、カビで真っ黒。

その結露水は
構造材も腐らせますし
白蟻も呼び込んでしまいます。

 

現在はこのメカニズムは
分かっているので

気流止め

を必ず施工して
上昇気流が起きないようにします。

 

でも、このメカニズムが
「理解出てきていて施工する」
のと
「言われたから施工する」
のでは

完成度は全く違ってきます。

 

お化粧直しの
なんちゃってリノベでは
これがきちんと出来ない…

かも???

 

それでは、せっかくお金をかけても
全然意味がなくなってしまう…

かも??? 怖っ

 

リノベに興味がある方は
築49年の住宅をリノベした
モデルハウスはいかが?

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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