経年美が美しい家はいい家
Vol. 4,327
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
昨日に引き続き九州出張ネタで。
建築家の堀部安嗣さん設計の
創建さんの建物をご紹介させて
いただきましたが
敷地内には
昔お邪魔した趙海光さんの
「薩摩町家」があり
実に12年ぶりにお邪魔しました。
もうBlogのシステムも違うので
昔のリンクをたどると
すぐリンク切れになりますが
懐かしいので当時のブログです。
【建物ミニ探訪 薩摩町家】
ホント、すごく懐かしい…。
自分の家に帰ってきたような 笑
無理やりかもしれませんけど
(昨日のように言語化
できていませんが)
懐かしいと感じるのは
自然素材の家だから
じゃないかなぁ…
杉の床は
いい感じに飴色になっています。
このなんとも言えない風合いは
新築時に塗装で出そう
と思っても無理。
住まい手の汗と笑顔と時々涙が
染み込んで
それが太陽の光にあたって
こんな色になる。
↑
どうかな?少し詩人? 笑
マクスが常々思っている
そんな家ってやっぱり
自然素材の家なんですよね。
12年前お邪魔した際、節のない
上質な木を使っていたので
「なんか
綺麗すぎて木っぽくないな…」
と思ってしまった外壁も…
いい感じに塗装が落ち
木そのものも銀鼠に変色し
なんとも深い良い味わい。
業界では「やれた感じ」
と言いますが
「やれ感」がとってもいい感じ。
これはもう価値観で
「なんだかシャラっ汚ねぇな」
って富士弁で思う人もいれば、
「いい感じでやれてきたねえ…」
ってそこに美を感じる人もいる。
それは価値観ですけど
私はこれを
「経年劣化」ではなく「経年美」
と感じるんですよね。
今はウッドショックと円安が重なり
マクスの定番の燃えない木の外壁が
なかなか使えないんですけど
やっぱり、時を経てこそ美しい家
って、いい家だなーって
思うんですよねぇ〜
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。