Vol. 4,166

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます（長いですけど）。

 

本日は富士市で完成間近の
新しいモデルハウス
【プラスサウナ】
からです。

築49年の住宅を
最新の断熱等級７で
生まれ変わらせる
住宅用サウナの展示場を兼ねた
リノベーションモデルハウス
です。

 

社員大工の丸山が取付けているのは
室内のドアです。

マスクをしている方は
そのドアを制作している家具会社
の社長です。

 

マクスのドアはここ10年近く
この社長にマクスオリジナルで
作ってもらっています。

実はわざわざ九州からのお越し。

 

なぜわざわざ
九州で作ってもらっているのか？

会社のある福岡県大川市は古くから
木工関連産業、特に家具が盛んな街
なのです。

私の細かい設計に
いつもビシッと応えてくれるので
信頼してお願いしています。

 

今回は特に
ちょっと変わった作りのドア。

真っ黒なドア？

いえ
そういうわけではないのです。

 

以前もご紹介させていただいた
のですが
こんな格子のデザインの廊下です。

 

この格子のデザインの廊下に
格子側にドアが３箇所入ります。

 

普通と変わっているのは
「ラッチ」という部分が
特殊なんです。

 

左は普通のラッチ。
閉まるときには引っ込んで
開けるときには
レバーやハンドルを回して
引っ込めますね。

今回のは右のラッチ。

三角ラッチ
ボンベラッチ
ゴンベラッチ

とか言います。
「ゴンベ」は「ボンベ」の言い間違いからかなぁ…？

ハンドルがなくても
閉めるときだけでなく
戸を引っ張れば引っ込みます。

 

分かりづらいですね。
絵を描くとこんな感じ。

ドアにも格子をつけ、

・廊下の片側には格子が連続
・ドアで格子を途切れさせたくない

というデザインなので
レバーやハンドルを
付けたくなかったんです。

そこでボンベラッチ。

これなら内側に小さな「つまみ」
をつければ

・入る時はドアを押せば
・出る時はつまみでドアを引けば

レバー無しで開閉ができます。

 

デザイン的にはこんな感じ。
まだ合成ですけど。

これならドアに見えませんでしょ？
合成して思った。トイレがどこかわからないかも（汗）

 

ドアの格子はまだ
つけていないのですが
すでに切ってあります。

番号が見えますよね？

これは
ドアの上につけた格子と
元々は一本だった木。

 

もう一度先程の写真を見ると

赤の番号それぞれの
切った残りに番号を振り
上下方向も合わせて、

後でドアに格子を付けた時に
一本の木に見えるように
しているんです。

 

どうです？
芸が細かいでしょ？（笑）

 

こういうのを
私が指示しなくても
当たり前にやる大工と
そんなこと想像すら出来ない大工

家づくりを頼むなら
どっちが良いですか？
ってことです。

 

大工の腕で
家の頑丈さや耐久性だけでなく

美しさ、も決まるんですね。

 

というわけで

「僕らが作った建具を
　キレイに付けてくれて
　ありがとうございまっす！」

と、建具メーカー社長。

 

せっかくなので
家内が床にワックスを掛けるのに
浴槽の移動を
手伝ってもらいました（笑）

立ってるものは親でも使え…

おつかれちゃーん
また現場に遊びに来てね♥