高断熱住宅はUa値より施工精度が大事
Vol. 4,017
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
本日は、富士市のプラスサウナから。
築49年の中古住宅を
温熱等級7(HEAT20-G3)で
フルリノベーションする
本格住宅用サウナ付きモデルハウスです。
今までは断熱のお話がメインでしたが
だんだんサウナのお話になってきますよ~。
本日はこれ。
ユニットバスの施工?
はぁ?
あ、すみません。
このユニットバスには
本格的なスチームサウナがつくんです。
細かいシャワーのミストサウナ
じゃないですよ。
高温の蒸気が出るスチームサウナ。
でもまずは、ユニットバスの施工について。
職人が何やら貼っています。
これ、すっごく大事なんです。
図解します。
上の絵は、壁が柱間充填断熱
床が大引間充填断熱の
普通の「床断熱工法」。
床を取ってみましょう。
白い部分が断熱材です。
でも、ユニットバスが設置される場合は
その部分は床の断熱材は付けられない。
ユニットバスに当たっちゃいますから。
床下断熱ではなく
マクスの仕様の「基礎断熱」
ならば問題ない。
床下も室内と同じだから。
水色が基礎断熱材。
ちなみに、基礎で断熱材の無い部分は
地中温度は一年を通して安定しているため
影響がごく少ないので問題ない。
(G3やパッシブ基準では問題になってくる)
床下断熱ではユニットバス部分だけは
この様に基礎断熱にしてあげないとダメ。
ただし、
ここですごく大事になるのは
「隙間がない」
ということ。
ここ!
この指差す部分。
この隙間が怖いんです。
別アングルで見てみます。
土台とユニットバスに隙間があると…
こんな風に空気が対流しちゃうんです。
【壁の中を空気が動いちゃダメ】
って先日書いたばかりです。
とにかくダメなんです。
冷暖房の効きがガクッと落ちるし
結露で家の寿命が落ちるんです。
なので…
ここを…
こうっ!
赤いところ。
分かりますか?
ここを…
こう!
目張りして空気の流れを止めるんです。
ここを…
こう!
職人がやってたのがこの
隙間を目張りするシート。
出来ちゃうと…
↓
こんなふうに全然わからないんですけど
ここを空気が通れないようにしています。
床下断熱の時は
ユニットバスの施工時にココ大事。
Ua値がいくら良くても
こういう部分がしっかりできてないと
なぁーんも、意味ないんですよ?
ものすごい旨いとんかつだけど
ソースがかかってない
みたいなもんです。
ん? 違うか…?
2022年07月16日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。