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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

僕はなぜ家を作るんだ?-02 家系

Vol. 3,763

おはようございます。
頑丈な高断熱住宅を作るマクス
社長の鈴木です。

 

「許可なくあんな写真を!!!」
やっぱり家内に怒られた。

でも…
始めたからにゃぁ
続けなければ…(溜息)。

 

いや…
「なぜ家を作ってるんだ?」
その答えはもう出てるんです。

昨日のブログの通り、
「家を作ってるんじゃない
 家族の笑顔を作ってるんだ」

ってことなんですよ。
カッコつけて言えばね(寒っ)

でも
そこにたどり着くまでの道のり
ちゃんと自分自身が内省して
いないだろ?って話。

でさーね…。

 

というわけで
深い闇に潜ってゆくか…。

 

(おそらく)大正10年位の写真。
ちょうど今から100年前かぁ…。

中心の小柄な男がヒイジイサン。
宮大工の鈴木多吉。

こちらの写真はもう
大河ドラマみたいだな…。

爺さんの正一が
まだガキンチョですね。

 

曾祖父さんの娘婿の
彫刻師の伊藤高芳も居る。
(裏書きによると当時は高好だったらしい)

鈴木多吉と伊藤高芳の仕事は
私がこの写真の二人よりも
歳をとってから
知ることになります。

【大田区 大森諏訪神社】
【品川区 品川本願寺】

 

100年前の仕事が
残っているんですから
それは素直にすごいな…
と思いますが、

じゃぁご先祖様は
「立派な人物だったのか?」
となると
個人的には首をかしげる。

 

伊藤高芳はそうとう破天荒な人
(を通り越して無茶苦茶な人)
だったらしいですが…

直接血は繋がってませんしね
悪口は無し。

 

血が繋がっている曾祖父さん
の多吉は…

もともと富士市の人間
ではなかった。

 

元は松崎に家族がありながら
富士に来て好きな人ができ
そのまま居付いてしまった
らしい。

でも…
曾祖父さんがおとなしく
松崎に帰っていたら…
僕は生まれていない。

 

きっとこの曾祖父さんの
業というかカルマ
みたいなものを
僕は背負ってるんだろうな…

「反省しろ!」

って
顔も見たこともない先祖に
言っても仕方ないけど…。

 

この宮大工の息子で
僕の爺さんの正一は
仕事を組織化して会社にし
弟子を住まわせたり
していたらしい。

 

だから婆さんは
職人衆のまかないも
していたわけです。

 

記憶にあるのは
まぁ味噌汁の
しょっぱかったこと。

一口飲めば
「ア”っ!」
と喉がしびれるほど
の強烈な塩分。

 

汗をかいて塩を欲する職人衆
に出していたから
なんでしょうけど

飲めたもんじゃなかったなぁ…。
(ごめんね、ばぁちゃん)

 

下の写真の奥が
爺さんの鈴木正一。

写真に
「槌打の儀(つちうちのぎ)」
とあります。

棟梁(爺さんこの役ね)が
「千歳棟(せんざいとう)」
「万歳棟(まんざいとう)」
「永永棟(えいえいとう)」
と掛け声をかけ、

工匠(白装束)達が
「オー!」
と応じて木を叩く儀式
まぁ上棟式ですね。

 

このような神社やお寺
を作る工務店
を爺さんは作りました。

 

そんな爺さんとは
子供の頃、ほとんど話をした事
がありません。

それは、爺さんと親父は昔から
話をする間柄じゃなかったから。

 

親父は自分で行かないくせに
「ほら、おじいちゃんの
 ところに行ってこい」
私達兄妹を放り出して
自分はどこかに行っていた。

爺さんと孫
気まずい空気…

これが
爺さんとの一番の思い出。
(なんじゃそりゃ…)

 

そんな馬鹿げた空気
を作り出した元凶の
親父は…

今は遠いお空のお星様になって…
だとこのシリーズも
書きやすいのですが

ピンピンしてる。

 

さて…
何を書こうか…

てか、今なら戻れる気がする。
書くのやめる???

続き書くのか…???

なんか…
泥沼にハマってゆく気がする
のは気のせいか???

 

(多分)続く…

2021年11月07日

Post by 株式会社 macs

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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