軒や庇の重要性
本日は、富士市の新築注文住宅現場から。
玄関の前に大きな庇が出来ました。
敷地の関係上、駐車スペースを取るためにポーチの柱を設けることが出来ませんので、構造的に建物本体から跳ね出しています。
もちろん、持ち出した分が地震の際に問題ないか、構造計算で確認しております。
最近では、デザイン上なのか、予算上なのか、玄関に軒も無い、あってもちっちゃい、というお宅もよく見かけますが、雨が強い時に玄関の鍵を開けているだけ、傘を畳んでいるだけで、ビチョビチョになっちゃうのは切ないですよぉ…。
ベランダが付く南側の軒は、1.4m伸びています。
これくらい伸びていると、多少の雨では洗濯物を干しっぱなしでも濡れませんね。
ベランダがつかないこちら側(妻面と言います)も、1m近く軒が出ています。
日本には、梅雨と、秋の長雨があります。
そして、夏の日射は温暖化で殺人的になってきています。
雨風をしのぎ、夏の日射を遮るのは、深い軒や庇です。
過ごしやすさだけでなく、耐久性にも大きく影響します。
以前のブログ
【軒の出が少ない家が危険なわけ】
昔からあるデザインには、日本の気候から生まれた理由があるんです。
実際の建物を見るとよくおわかりいただけると思います。
こちらの富士市の構造見学会と、来月の裾野市の完成見学会のご予約は、下記よりお願いします。
2021年03月17日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。