北窓開く
伊豆の国市の堀部安嗣建築設計事務所の設計の住宅、からです。
堀部さんが現場に臨場。
眼光鋭く現場のチェックです。
仕上がりイメージを共有するため、収まりの関係上まだガラスを入れられない木製サッシ部分に仮にはめてある合板を外します。
そして…
南側の庭から、建物を見てみましょう。
な、なんなんだ…!!!
こ、この…
開放感わぁ!!!
どーーーん!!!
北側のお庭まで、ズドーンと開く。
やばいですね。
現場監督の城内も、社員大工の宮崎も、日本一の住宅作家の堀部さんのお仕事を、こうして身を持って経験できるのですから、幸せですね。
以前も書きましたが、
「北窓開く」は俳句の春の季語。
寒い冬中、閉めきってあった北側の窓を開くこと。
京都で名庭と言われる庭は、たいてい建物の北側にあると言います。
その理由は、南に面した庭を室内から見ると、庭自体は逆光になるから、庭を眺めるのが眩しいけれど、北の窓は、順光になるので、庭が室内からとても見やすい、というわけです。
この水族館ばりの窓から、お庭を眺めると、まさに、ピクチャーウインドウです。
前回のお仕事が美術館で、今回のお仕事が水族館かぁ…。
凄いよなぁ…(あ、私の感想です。あくまで、住宅です)。
2020年05月14日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。