エコウッドトリートメントの杉板外壁
昨日の続きで、静岡市で工事中の、堀部安嗣建築設計事務所の注文住宅の現場からです。
はぃ、この手前の積んである天竜杉の外壁、大工が施工してゆくと…
こんな感じに仕上がってきました。
以前もご紹介しましたが、この風合いを「いい感じのヤレ感だねぇ」という審美眼をお持ちの方には、たまらない風合いだと思います。
もちろん、ただ貼ればいいってもんじゃぁございません。
そのへんが、一流と、一流のものまね、の差なんでしょうね。
パッシブソーラーの納まりのときにもご紹介しましたが、今回の堀部事務所の図面を読み解くと、とにかく通気とか、反対に気流留めとか、気密とか、防水とか、目に見えない耐久性に直結する部分が、ものすごく細かく指示されています。
エコウッドトリートメント仕上げの部分は、「グラスウールの付加断熱」の回にご紹介しましたが、
こんな感じで空気は流れ、一枚前の写真で抜けます。
壁の変化する部分、屋根と壁が重なる部分、もちろん屋根そのもの、どこも、空気がすんなり抜けるように、十分に考えられています。
デザインだけではなく、こういった「本質」に力を注ぐのが、本物なんですね。
今週末は、日曜開催ですよー。
2019年の薪割りスケジュール 参加日をご連絡くださいね。
About Me

鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。