6mの古材と10mのトラスによる木造平屋上棟動画
Vol. 3,844
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
昨日のブログ、Vol. 3,838でしたが
「一日も休まず365日ブログ書いたら人生変わる」
というブログの師匠の板坂裕治郎さんが
5,000UPしたブログを読み、
すげぇな…
と感心して、自分の号数合っているのかな?
と数え直したところ、5回少なく数えてたので
直しました。
私も、まずは4,000UPを目指してがんばります!
まずは
昨日の構造見学会にお越しいただいた皆様
誠にありがとうございました。
また
快く構造見学会にご協力いただきました
お施主様にも、厚く御礼申し上げます。
またまた自粛自粛…となってきましたので
イベントもしばらく自粛ですね…。
それでも!
今週も元気よく、行ってみましょう!
人生は気合いですっ!
先週、富士宮市の布屋呉服店さん新店舗
めでたく上棟いたしました!
何度か加工の様子をご紹介しておりましたが
この大ケヤキの梁が、ガッシーン!と
無事収まった時は、さすがに安堵しました。
こちらも、前回ご紹介させていただきましたが
10mの長さを柱無しで飛ばす木造トラス。
収まった姿は圧巻でした。
上棟の様子を動画にしみてましたので
この感動を、ぜひご覧ください。
動画では詳しくご紹介しておりませんでしたので
簡単に補足です。
日本の木造住宅は
「和小屋」とか呼ばれますが…
上からの荷重が【曲げ】の力になります。
この曲げに抵抗するためには
柱が無い距離が長くなればなるほど
梁は大きくなり
上の模型のような有り得ないサイズ
になってしまいます。
無垢材で10mなんて長さの梁は無いし
集成材でも「曲げ破壊」ではなく
「せん断破壊」が問題になるし
そもそも金額的にも非現実的。
そこでトラスの出番。
和小屋に対して洋小屋といいますが
何も外国の専売特許というわけではなく
白川郷の合掌造りなどは
トラス構造の一種です。
トラスには実に様々な種類があります。
富士市商工会観光ガイドより
富士山にかかる新幹線の橋もトラス。
トラスは
「3辺の長さが決まると三角形が成立する」
という定理に基づいています。
和小屋と違って曲げの力ではなく(厳密には当然少しは働く)
部材一本一本に働く【軸力】で抵抗します。
このトラスは「キングポストトラス」
というトラスですが
和小屋の梁に相当する部分に引張力がかかるので
天井が垂れてきにくいんですね。
ただし、トラスの最大の問題点は
接合部の強度をしっかりと担保すること。
これが難しい。
そしてそれを解決するのが
動画でも施工風景が見える
BXカネシンのMPネジ接合システムです。
と、一般の方にはほとんど興味のない
内容ですみませんが
大事なのは、こういう細かい部分一つ一つに
ちゃんと計算による根拠があるか?
ってことです。
「そこに根拠はあるんか?」
です。
その集合体が家なのです。
今回のは店舗ですけどね。
同じです。
無茶を何でも聞いてくれる作り手はダメです。
根拠をもって「それは無理」
と言ってくれる作り手が正しいです。
と…エラそうに言っていたら
突風でカメラが…(天誅かよ…涙)
はぃ、そして最後に。
自粛して個別対応になるかもですが…
2022年01月24日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。