家を作る時の職人の不思議な道具
Vol. 3,828
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
キレ~ぃに、まぁ~るく、
穴を開けるもんだネェ~!
って、思いませんか?
石膏ボードに開けた丸い穴。
職人の超絶技巧の技術でもって…
では、やっぱりありません。
丸く穴を開ける機械があるんですね。
電動ドライバーの先につけたこの工具。
先端はこんなふうになってまして。
穴を開けたい部分にセットして
うぃ~~~~ん
とすると…
スパッと、お見事!
こういう工具はみんな高額です。
昔は、専門の職人しか使わなかったので
職人が専門店で買うしか無かった。
けれど、DIYがブームになり
メルカリなどが出てきて誰でもどこでも
こういった特殊な道具が買えるようになり
問題になってきたのが
盗難
お恥ずかしい話、マクスも昔やられています。
大工の高額な道具をごっそり。
そんなことがないように
できるだけ現場に工具はおかない
が基本ですが
重い道具がいっぱい…
明日も使うし…
つい、現場においたときに限って…
や、やられたぁ!
最近ではメルカリとかオークションサイトで
簡単に売れるので
自分が使うんじゃなくて
転売目的の泥棒がすごく増えちゃいました。
昔、盗難にあった時にも
犯人はメルカリで転売。
そしたら、足がついて、逮捕!
盗まれたのは職人の道具でしたが
犯行が行われたのは紛れもなくマクスの現場。
そしてその現場の所有者はマクス。
(工事中の建物は法的には工事会社のもの)
その会社の代表は私。
ということで、警察から事情徴収…。
お、オレは無実だぁ…!でもなんか怖かった。
その犯人は、裁判にかけられます。
そして、その犯人から私に手紙が来ました。
「弁護士に言われた通り書きました」
って感じプンっプンのやつが(苦笑)。
「遊ぶ金・薬を買う金欲しさに
盗みに入ってしまいました。
ご迷惑をおかけしました。
盗んだ道具のお金を弁償しなければなりませんが
道具は売ってしまい
お金は使ってしまい
弁償するお金がありません。
これからは真面目に生きようと思います。」
ヲォィ!!!
な、何なんだ!
このツッコミどころ満載の手紙は…
結局、
お金など1円も返ってこず
(たぶん、返してほしかったら民事裁判、てことなんでしょうね)
犯人がその後どうなったかも知らず
(再犯を繰り返すようなことだけはしないで欲しい)
大変な目に会いました。
なんだか家づくりとあんまり関係ないブログ
になっちゃいましたが
職人て、怪我だけじゃなくて
こんなリスクも背負って頑張ってるんだなぁ…
って、ちょっと知っていただければと。
そんな職人たちの頑張りは
完成後より、工事中のほうがよく見えます。
なので…構造見学会へどーぞ!
って、今日も強引な流れでした。
2022年01月13日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。