外壁杉板貼り
伊豆の国市の堀部安嗣建築設計事務所の設計の住宅工事現場からです。
雨の中現場に行くと、建物棟と倉庫棟の凛とした佇まいがよく分かるようになってきました。
本日は建物棟の外壁を。
外壁は天竜杉が貼られています。
まだ塗装前ですが、自然素材系の塗料が大工の施工後に塗られます。
軒が1.2m出ている平屋なので、外壁は台風みたいな時に濡れるだけで、あとは濡れないから腐らないですね。
何となくジョイント部が黒いのは、ちゃんと理由があります。
建ててからも、季節ごとの木の収縮で、ジョイント部が開いたり閉じたりをずっと繰り返すので、冬の乾燥シーズンに思いっきり開いた時にもジョイント部の塗っていない所が見えたりしないように、先にジョイント部のみ塗装してあります。
そして指差す部分、パッキンが挟まっていますが、これは逆に、施工時にピッタリくっつけすぎると、梅雨時などの膨れるシーズンに、木がパッツンパッツンになってめくれ上がったり割れたりしないように。
この辺は大工の永年の経験で、いい塩梅に仕上げてゆきます。
化粧垂木との取り合い部分。
見事にピシャリと施工してあります。
この辺が、大工の腕の見せ所なのです。
建具は既製品のサッシだけでなく、要所は木製建具。
細かい溝がついてあったり、まぁ施工が大変。
ですが、キレイに納まっています。
マクスの大工の宮崎の施工。
このへんは、社員大工だからこそ、じっくり落ち着いた仕事が出来るわけです。
現在新人社員大工の原田は、一ヶ月間の修行の旅に栃木県に行っております。
「俺も職人になりたい!」
そんな若者、マクスはまだまだ募集しているぞぉ!
2020年01月30日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。