イベント イベント insta インスタグラム 上部に戻る

ブログ

ブログ

社長ブログ

この地で育てられた四代目です

住宅の内壁下地の石膏ボードとは

Vol. 3,936

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。

 

政府は、4/22の閣議で省エネ法改正案を決定。
2025年度以降、現行の高断熱住宅の基準が
義務化されることになりそうです。

ようやくです。

2020年に義務化すると決めておきながら
「今やると業界が混乱する」
と先延ばしにしてから
よーーーーやく
今度こそ本当に義務化されそうです。

 

現行の高断熱住宅の基準なんて
四半世紀も前にできた基準なので
なんにも高断熱じゃないですからね。

普通に結露するし
温暖な静岡ですら普通に寒い。

 

こんなのクリアして
「最高基準です!高断熱住宅です!」
とか言ってる営業トークに
騙されないでくださいね。

 

時代は変わります!

もちろん
「変わるべきでない」
良き伝統もありますが

 

戦後の高度成長期の住宅の大量生産化
に大きく寄与した
「変わらないもの」
もあります。

その代表格は何と言っても
石膏ボードです。

石膏ボード
プラスターボード
石膏プラスターボード

呼び方違いますが、同じです。

ビニールクロスや珪藻土の下地になる
内壁や天井のボードです。

石膏ボードとは、
・火力発電所の廃材の副生石膏 50%
・輸入される鉱石の天然石膏 43%
・回収されたリサイクルの石膏 7%

から作られる石膏を整形して紙でコートした
ボードのことです。

・安い
・加工が簡単
・燃えない
・防音性が高い

ということから、現在の住宅では
必須の材料になっています。

 

火力発電所の廃材って…
「毒じゃないの?」
と思うかもしれません。

が、これは火力発電所で出る有害な
亜硫酸ガスを無害化される際に副生される
硫酸カルシウムであって、

硫酸カルシウム自体は
豆腐の製造や、学校のチョーク
にも使われるもので安全性は高いです。

もちろん、粉塵を大量に吸い込めば肺が
やられますが、通常の生活では
硫酸カルシウムは全く無害なものです。

社員大工の宮崎が電動ノコギリで切断。
粉は集塵機で集められています。

 

私がアルバイトで手伝っていた
三十数年前は
カッターで両面から切り口を付けて
パキッと折って削る

ってのが主流だったので
工法自体は変わってますね。
(今はカッターで切る人はいないでしょう)

 

壁にグラスウールを使うときは

こんな感じで気密シートを必ず施工しますが
木質繊維断熱材のときは
基本的に外部のボードで気密を取ります。

グラスウールには調湿性はほぼありませんが
木質繊維断熱材は高い調質性があるので
それを妨げないようにです。

 

ちなみに、石膏ボード自体にも調質性があります。

ビニールクルスは調湿性も透湿性もゼロですので
石膏ボードの調湿性には期待できませんが

調湿性がほぼなくても透湿性があるシックイを
使うと、室内の調質性が高まるのは
実は石膏ボードが寄与しています。

 

このように、透湿や気密は理論立てて
しっかり考えなければなりません。

そして、最終的に何かあったら責任を持つ覚悟
これが大事なのでしょう。

 

窓まわりはしっかり気密。
発泡ウレタンが見えますね。

窓枠は無垢の杉板。

窓枠は、
 昔は木だった
  ↓
 今は木の繊維を樹脂で固めたMDF
 に塩化ビニールシートを貼ったもの

に変わっちゃいましたが
持ちがぜんぜん違うので、マクスは木です。

時代に逆行したわけではありません。
変えない方がいい部分を変えていないだけです。

 

今回は分かりづらいブログだったなぁ…
と反省しつつ。

完成見学会はわかりやすいですよ。

【富士市】方形の家 完成見学会

2022年04月26日

Post by 株式会社 macs

About Me

img
鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

ほぼ毎日家づくり相談会、開催中!

土地選び・理想の家・資金計画など、何でもご相談ください

営業しません

否定を表す手
マクスの営業マンは
0人です

ほぼ365日開催

頑張っている時計の顔をした人
最終は19時スタートなので
仕事終わりでもOK

お子様とも安心

ハートを手で包み込む
育児経験のある
女性スタッフが子守します
駐車場・キッズコーナーあります
fb ig 友だち追加
Copyright@2016 MACS. All RIght Reserved.