初めてお合いしたお客様と色々お話するわけですが、

「よくわかった」「とても参考になった」

という感想をいただくと、良かった良かった、と思うわけです。

でも同時に、お客様は、他の会社にも色々聞いたり、ネットでいろいろ調べたりしているわけで、
そうすると、
・私が言ったことと、他所の会社で言ってること
・私が言ったことと、ネットで別の人が書いてあったこと
が違ってる…どっちが合ってるの？
みたいなことだって、当然あるわけです。

先日もそんなメールをいただきまして、ご返信させていただいたわけですが、それを踏まえ、普段思っていることを書いてみようかと思います。

建築にはいろいろな工法があり、会社によっても考え方が違います。
その微妙な違いを完全に理解することは一般の方には至難の業、と言うか無理でしょう。

それぞれの会社で、みな、自分の考え方が一番正しいと信じていると思います。
私もそうです。

でも、技術の進歩や研究などで、「やっぱりこっちの方がいい」と変化してゆく、
これも、どの会社もそうですし、当たり前の事だと思います。

その時その時で、ベストな方法をご提案する、それがあるべき姿かと。

ですから、他所の会社の代表でない私が、その会社の考え方を、たとえ
「それは間違っている」
と思ってたとしても、自社では【それをやらないだけ】で、
批判して自分の方を正当化するのは、みっともないことだと思います。

どんな工法でも、どんな会社でも、ネガティブな言葉と合わせて検索すると、必ず出てきます。

何でも、それぞれメリットとデメリットがありますから、自分だけ、自社だけ、が正しいなんて事はありえないけど、こんなご時世、皆必死ですから、自分の理屈を正当化するために、第三者を装って競合を批判しまくる人もいるので難しいですね。

「便宜を働かせたから破格の条件で獣医学部が新設！！？？」
の一方、
「既得権益を守ろうとする勢力によって、何十年も新設が許可されなかった獣医学部が新設！！？？」
との意見も。

「天下りを斡旋したのに責任を取らずに居座り、風俗通いもするとか！！？？」
の一方、
「正義を告発したあしながおじさん！！？？」
との情報も。

ここまで来ると自分で捜査しなければ事実はわからないし、そんなの無理っ。

ネットには、ウソやデマも平気で流れていて、見分けるのは難しい。

時事ネタのネットリテラシーは、私に専門知識はありませんが、
「家づくりに関する真偽の見定め」
は、最終的には、その会社を見て、現場を見て、スタッフの話を聞いて、社長の話を聞いて、判断する以外無いはず、私はそう思います。

Blogは、毎日書いているとボロも出ます。
善人ぶっても、どうせバレるので、ある程度正直にならざるを得ません。

「僕を信じて下さい」
と言っても胡散臭いけど、
「僕はこんなふうに考えていますので、共感できたらお任せ下さい」
ということです。

これが、毎日必死こいてブログを書く理由です。

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