解体して直す
本日は、富士宮市のリフォーム現場から。
大工と勝亦監督の打合せに、私も行って耐震と断熱方法を指示。
リフォームの場合、剥がさないと分からない部分が多く、傷んでいるところを直し、耐震性が不十分なところをしっかり補強します。
築年数から見て、この様にシロアリにやられている部分がどこかにある(多くは水回り)ことは、ほぼ確実です。
また、当時の工事では耐震性に関する現在のような理論が確立されていませんので、地震に耐えるための耐力壁を構成する筋違(すじかい)も、柱と土台も、釘で止めているだけがほとんどですので、しっかりと金物で補強します。
さらに、地震に対する力は、【壁の強さ】だけじゃなく、【床の強さ】を増すことが何より重要。
リノベーションでは、骨組みだけにしちゃうことがほとんどなので、新築と同じ基準で考えれば良いのですが、リフォームの場合は、工事範囲でどこまでやれば最大限の力を発揮できるか、を臨機応変に考えなければなりません。
そのためには、きちんとした理論をわかった上で、経験豊富な大工と監督が必要で、リフォームって、実は新築より難しい側面もあります。
表面だけきれいになるのは、リフォームというより、お化粧直し、なのです。
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2017年06月06日
Post by 株式会社 macs
カテゴリー:社長ブログ, ☆リフォームのお話し
About Me

鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。