富士市の構造見学会無事終了
昨日はこの冬一番の寒波の中、富士市の注文住宅にて、構造見学会を開催させていただきました。
寒い中お集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
椅子を並べて、スライドもセット。
サーモカメラもプロジェクターに映るようにして、小さなお子さんも危なくないように、アルバイトの保育士の卵もスタンバイ(右)。
断熱材の実験セットに、サッシの実験セットも準備OK。
構造見学会というのは、完成見学会に比べて、全く人気がございません。
それは、一般に、面白くないからだと思います。
行ってみたのはいいけど、営業マンと二人の沈黙の時間…。
沈黙に耐えきれず、坪数とか、当たり障りのない質問をしたら延々と営業された…。
みたいなお話を聞きますが、これじゃぁ構造見学会行く人、居なくなります。
マクスでは、構造見学会は、完成見学会よりも大事だと思っています。
完成してしまうと見えなくなってしまうところほど大事だからです。
ですから、お越しいただいた方々にためになるような、ミニ勉強会やミニ実験などをして、少しでも知識をつけて帰っていただくように心がけております。
そのかわり、いっさい営業しませんし、追客もしません(笑)。
マクスは営業マンいませんし、社長の僕は、営業活動は超嫌いだし、苦手だし…。
はぃ、そんなのはどうでもいいのですが、実験と言うのは例えばこれ。
以前も「富士市で樹脂サッシを使って高断熱住宅にしたい理由」というタイトルでエントリーしましたが、ペアガラスのアルミ・樹脂複合サッシvsトリプルガラスの樹脂サッシで断熱実験をしました。
この日は凄い寒い日だったし、まだ全ての断熱工事が終わっていないこちらのお宅では、当然室温が低く、湿度も低いので、派手に結露したりはしませんでしたが、通常のペアガラスのアルミ・樹脂複合サッシでは、ガラスの結露と、枠の結露が始まっていました。
室温が低いのに実験庫内を冷やしすぎて、枠の結露は凍っちゃいました。
もちろん、樹脂サッシの方は全く結露なし。
実験箱内の温度は?よく見えない…。
はぃ、マイナス2度。
これくらいには、温暖な静岡県東部でも、なるわけです。
例えば、ガラスの結露は仕方がないにしても、壁の中で枠が結露してしまうと、躯体がダメージ受ける可能性が出てくるわけです(上記のリンク先に詳しくご説明しております)。
このように、断熱の意味を、「見える」化して知ること、勉強することは、とっても大事だと思います。
見学会会場として、快諾していただいたお施主様に、改めて感謝申し上げます。
なお、こちらのお宅にて、完成見学会を3/25.26の土日で開催予定です。
詳細は後日改めて発表させていただきます。お楽しみに!
2017年01月16日
Post by 株式会社 macs
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生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。