本物の自然素材とは何かを完成見学会で考えてみてほしいのです
昨日のブログは「本物って…」
というお話でしたが
実は本日のネタの「前フリ」でした
建築業界にこそ
本物と
本物もどきと
偽物が
混在しています
家を作る時の本物って…
というのが本日のお話です
2024.11.18 Vol. 4,874
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
来週末は富士市で完成見学会
そのお宅では
社員大工の丸山と
現場監督のミサキで
床板に柿渋ワックスを
施工していました
床板は厚さ30mmの杉板
本物の木(無垢板)です
合板に厚さ1mmの板を貼り
表面をプラスチックで
コーティングしたフローリング
が「偽物」と断じるつもりは
ありません
フローリングのほうが
・硬く傷はつきにくいし
・汚れてもサッと拭き取れるし
・色も均一
そこに良さを見出す方なら
無垢よりずっといい
でも、無垢板(ムク板)には
・湿気を吸うので夏にサラッと
・足触りが優しく暖かい
・色合いの経年変化が美しい
という特徴があり
そこが好きな方は断然無垢板
ただ無垢板の良さを活かすなら
仕上げのワックスにも拘りたい
というのも、シックハウスの原因
の一つと言われる揮発性有機物質
の規制が日本よりずっと厳しい
ヨーロッパの自然素材ワックス
リボスやオスモといった商品でも
溶剤(有効成分を溶かす油)は
実は、石油由来なんです
マクスでは、より安全性の高い
蜜蝋や、米ぬかワックス
を使ってきましたが
今は、カビなどにも強い
柿渋ワックスを使っています
塗るとうっすら濡れ色になります
施工後に無理やり着色したこと
もありますが(床に施工前に塗るのが基本!)
これも柿渋カラーワックス
そもそも本物の柿渋は
渋柿を腐らせて作る日本古来の
木材保護剤で
堀部安嗣さんの仕事で
仕上げの杉板に塗ったり
先日ご紹介した布屋さんの工事
でケヤキの古材に塗ったり
しましたが
腐らせる時に出来る副産物で
木がこげ茶色に変色します
ちなみに施工時は殺人的に臭い
今使っている柿渋ワックスは
柿渋の有効成分の
タンニンだけを抽出し
自然素材のエゴマやアマニ油など
で作られたワックスです
施工時も施工後も
オレンジ油のとてもいい香り
詳しくはブログ仲間の
アオちゃんのブログで
熱い柿渋愛をどうぞ
そんな柿渋ワックス仕上げの
床板を見学会で見ていただきたい
その他にも
マクスで使っているシックイは
熟練のベテラン左官が仕上げる
本物の高知産シックイです
合成樹脂入りの
シックイもどきではありませんし
社員大工たちが塗る珪藻土も
調湿性の高い稚内珪藻土8割
の本物の珪藻土
調質性がほぼ無い珪藻土なのに
たった10%も入っていない
珪藻土入りペンキ?
みたいなナンチャッテ珪藻土
でもありません
本物の木の外壁も少々
そんな本物の自然素材がいっぱい
で安心安全なおうちの
完成見学会はこちらです
2024年11月18日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。