左官職人のプライド
自分の名前を連呼しながら
「あなたのために命がけで」
って言われても
どーせ今だけだろ?
どーせ向こうで舌出してんだろ?
どーせ何にもしないんだろ?
どーせ金集めばっかだろ?
どーせ影で汚いことしてんだろ?
って誰もが感じてるから
何を聞いてもしらけるばかり
自分の名前が一切でなくても
自分が納得するまで頑張る
それが職人のプライド
政治家センセイより
職人の方が遥かに立派な生き方
今日はそんなお話です
2024.10.17 Vol. 4,842
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
富士市の注文住宅現場です
いよいよ外壁のシックイが
塗り終わります
高知の漆喰をきれいに仕上げ中
コテで丁寧に丁寧に
この道50年の大ベテラン
左官職人の樋川さん
現場にいる時間が一番長い大工
とお客さんが話す機会は
注文住宅の場合は、その過程で
何度かあるのが普通
マクスの場合社員大工ですから
よりその回数は多いですし
今週末からの年イチのメンテ訪問
もあるので、その関係は続きます
でも、それ以外の多くの職人は
「作業風景を見かける」
くらいで直接話すこともない
という職人が多いはずです
(足繁く現場に通わない限りは)
だから、
「さすが!上手ですねぇ」
「どういうのが難しいんですか?」
「おつかれさまです」
「素敵にできました!」
「ありがとうございました!」
こんな言葉は、ほとんどの職人は
聞くことがないままに
次の現場へ、となります
だから職人は
誰に褒められたいわけでもなく
自分自身がその仕事に納得する
ただそれだけのために全力を
尽くすわけです
もちろん、適当な仕事で
お茶を濁してお金だけもらって
みたいなレベルの低い者が
いるのも事実
でも多くの職人は
自分のプライドのために
頑張ってるわけです
一面ずつ丁寧に塗り上げ
上の写真の角の部分も
何種類ものコテを使って
シャキーン!て仕上げる
せめて、監督や設計者は
その仕事の工程や難易度を理解し
素敵な仕事はリスペクトする「目」
を持ちたいものです
ってこんな部分が最終的に
お客様に喜んでもらえるのは
一人ひとりの
アノニマスな(≒名もなき)職人
の努力の結晶なのですから
2024年10月17日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。