構造計算をした基礎としない基礎で何が違う?
先日、土地探しからお手伝いを
させていただいたお客様の
土地のご契約と建物のご契約
両方をさせていただきました
「なぜマクスに決めたんです?」
と伺うと
「社長のブログの〇〇が決め手」
とのことでした
2024.7.29 Vol. 4,762
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
「決め手ですか? それは…」
理屈っぽさ です❤
えーと、いい意味で
受け取っておきましょう
というわけで
今日も理屈っぽく行くぜっ!
富士市の注文住宅現場からです
もう基礎は完成していますが
打設時に時計を戻します
中央の長いボルト
基礎の中に埋まっていますね
カメラアングルが基礎の内側に
かわりますが、このボルトは
ホールダウンアンカーといいます
作業で引っかからないように
ペットボトルでカバー 笑
このホールダウンアンカーは
施工されるとこの様になります
他の現場写真ですが
柱と緊結されます
地震で大きな力が加わり
建物が倒れそうなほどの力が
かかると、その力は
「柱を引っこ抜こうとする力」
に変わります
その力に対抗するのが
このホールダウンアンカー
熊本地震ではこの金物が
地震で破壊されたというのだから
地震の凄まじさが分かります
ホールダウンアンカーは
すべての柱につけるわけではなく
大きな引き抜き力がかかる柱
に設置します
一般的な木造住宅では
4〜10本といった感じですね
どの柱にホールダウンアンカーが
必要になるかは
構造計算をすれば一目瞭然です
構造計算をしない場合は
簡易表から拾います
どちらが安心できるでしょうか?
ってことです
同じく打設時の写真
ホールダウンアンカー以外にも
土台を基礎と緊結するための
沢山のボルトがあります
場所ごとに設置深さが異なるので
ズレがないか打設時に木の定規
を使ってチェック
よく見ると土台を固定するボルトも
2種類あります
別の現場写真になりますが
このようになります
土台が基礎と緊結されていれば
柱と土台を金物で緊結すれば
柱は引き抜き力に耐えられます
その金物にも種類があります
大きな金物でも耐えられない場合は
先程のホールダウンアンカーになる
ということです
ということは
土台と基礎が緊結されている
というのは絶対条件
場所によって土台に掛かる力も違う
ので土台を固定するボルトも
種類が違うわけです
それを計算するのが構造計算
構造計算をしないと
この土台の場所ごとに掛かる力
(せん断力と言います)は
分かりません!
構造計算をして設計をするか
しないで設計しちゃう
どっちがいいでしょう?
ということです
よし、今日もだいぶ理屈っぽく
書けました やったぜ!
土台が設置され
上棟を待つ現場
あとは天気が心配だ
こればっかりは理屈じゃ
どうにもならないんだよなぁ…
土地探しも理屈だ!
(…そうなのか?)
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2024年07月29日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。