気密性って本当に大事なの?
これだけ情報があふれると
とんがったド派手なものしか
埋もれてしまって目立たない。
だから若者はバズらせようと
アホみたいなことをやって
炎上して後悔して、泣く…
みたいな
「ちょっと考えれば分かるでしょ」
というのは多いですが
わからないのが若さ?
なんでしょうねぇ。
でも、住宅関係者が
注目を集めるために極論を述べる
というのは
知らずにやるのは害悪な勉強不足
知っててやるのは悪意ある営業
です。
2024.5.16 Vol. 4,688
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
さすがに最近は
「気密などそこそこでいい」
という自称プロは
少なくなりましたが
少ないけれど
高気密にはこんなデメリットが!
何ていうのもまだあります。
もうこれ
オカルトレベルですから。
惑わされないようにしましょうね。
本日は裾野市の注文住宅現場から。
建物外周面のスイッチや
コンセント類は気密部材を使い
気密シートに気密テープで
連続させます。
気密フィルムは袋入りの断熱材
では気密性が上がらないので
やっぱりあった方がいい。
今年の夏もラニーニャ現象で
猛暑になりそうですから
真夏のエアコンは必須。
そうなると、やはり
逆転結露も防げる
可変性気密シートがなおいい。
断面イラストで見るとわかります。
まずは分かりやすい冬
室内は暖房で暖かく高湿度。
外は乾いた冷たい空気です。
気密シートが無いと
空気は非常に小さいので
室内の石膏ボードを通過します。
その空気が断熱材を通る際に
冷やされ、ある時点で露点に達し
水蒸気から水に変わります。
これが結露です。
当然、カビや木の腐敗に繋がる。
住人の健康上も
建物の耐久性からも
よくないのは明らかです。
だから、気密性は必須!
そして夏。
夏は、暖かい・冷たい空気の
位置が冬と逆です。
物理の法則で、エネルギーの高い
高温の空気は低い方へ流れる。
外の湿った空気が、
冷房している室内側に
移動しようとします。
これは物理法則だから事実。
すると皮肉なことに
気密シートをしっかり施工して
あればあるほど
気密シートの所で結露します。
これが、夏の逆転結露です。
ですので
夏は湿気を通すようになる
可変性透湿気密シートが理想!
可変性透湿気密シート同士は
気密テープでしっかり貼って
駆体とは両面テープでピッタリ貼る
駆体をくるむ先張りはなお良し
(手間とコストと向上する気密性
を考慮してそこまでしてません)
そして換気扇などの貫通部は
気密テープで念入りに。
外部に貫通したら
同じく念入りに。
雨対策も兼ねて。
正しく丁寧な施工が建物の寿命を
伸ばしてくれます。
お酒は飲みすぎない
正しい意見は健康寿命を伸ばす。
ちゃんと守ればね…(猛省)。
最後は宣伝です。
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2024年05月16日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。