雲梯を設計してみました
Vol. 4,316
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
注文住宅って
注文すれば何でも出来る…
もちろん、無茶を注文すると
金額もエライことに…ですが。
どんな注文でも
「え!そんな事しない方が…」
と、家のためによくない事は
止めますけれど
そうでなければ
難しいものほど燃えてしまうのは
設計者のサガみたいなもの。
今回の難しい注文はコレ
黒いの。
何だかわかりますか?
こっちのアングルなら
分かるかな…?
まぁ漢字が読めれば
タイトルで分かるのですが 笑
雲梯(うんてい)です。
雲梯なんて
ただハシゴ状に作ればいいだけ
と思ったら大間違い。
雲梯として使いやすく
何より安全でなければ
なりません。 そこはガチ!
木だと簡単ですが
どうしても強度上ごっつくなって
邪魔なので、鉄で設計しました。
雲梯の握りやすさは25~30mm
なので、外形27.2mmの鉄パイプ。
30cmピッチで、12本あるので
最初のバーから最後のバーまで
3.3m。
コレくらいあれば十分雲梯として
機能するはず。
青い梁とか、指が当たらないように
バーとバーの中間になる様に
全体を配置…とか、
珪藻土が施工できるように
また振動でひび割れしないように
珪藻土の施工後に
後付け出来る様に設計とか、
遊んでいる時に指が天井に
当たらないかとか…
色々考えながら
強度も考えながら
取付けも考えながら
そもそも高さはどうかな?
等など、なかなか大変なんです。
まぁ、一番はコスト。
私の設計費はサービスにしても
最近「鉄」の材料費が高騰中。
鍛冶屋さんの手作りだし
錆止めとウレタン塗装も
施さないといけないので
コレだけでも結構かかりそう。
せっかく設計したので
実現させたいですけど
コストは無視できませんからね。
ちなみに、公園の雲梯
昔は2本飛ばしとか
やったっけな…
と思って
公園でやってみました。
どうやら、この四十数年で
地球の重力は大幅に増加
したようですね。
片手で自分の体重を支えきれず
一本目で落下しました…
2023年05月10日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。