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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

気密測定をしたことがない会社は…

Vol. 4,099

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。

 

本日は小山町の新築住宅から。

来週は完成見学会なので
最後の気密測定です。

ちなみに見学会は満員御礼です。
ありがとうございます!

 

気密性の検査の天敵は風。

写真だとわかりませんが
この日はめっちゃ風が強く
「うーん測定できるかな?」
って感じ。

というのも
気密測定というのは
室内の空気を大型の換気扇で
外部に強制排気し
その時の室内外の圧力差から
気密性を求めるからです。

 

測定用の大型換気扇の出口を
カバーで覆い風の影響を
できるだけ少なくしています。

 

①5点の設定の気圧になった時の
②排気量を測定し

その近似曲線を求めて
気密性を算出します。

 

が…

あぁ…やっぱりエラー。

 

測定器をスーパーサイア人モード
にして「強風」で強制排気。
風に負けないように何度か測定。

 

はぃ、結果出ました。

内外気圧差が
59、70、76Paの時の風量が
600m3付近に
縦に並んでしまってます。

あまり美しい近似曲線…
ではありません。

でも、なんとか測定はできて
気密性を示すC値(隙間相当面積)
は、0.5。

この値は、
【家中の隙間を集めた合計面積】
(理論値↑)を
【その家の床面積】
で割った値ですから、
小さければ小さいほど優秀。

 

0.5は
「どこにも真似できない超気密!」
とかではありませんが
「これくらいの気密性を担保すれば
 十分高気密住宅と言えるよね」
という性能
とマクスは考えています。

 

こちらのお宅は引違い戸を加工して
一本引込み戸に細工をしています。

大型で、しかも4本。

形態上どうしても気密性は落ちる。

 ↓

実際、強で測定用ファンを回すと
この特注の引込み戸から
隙間風が侵入してきます。

そこで、

監督の城内と社員大工の丸山で

このサッシのみ目張りして再測定。

C値は0.3になりました。

うん、いい値です。

担当した社員大工の丸山もニヤリ。

 

もちろん、この家の性能値としては
目張りなしの0.5です。
0.3はあくまで参考値。

 

この2つの記録を並べてみると…

気密性の良い0.3の方が
より少ない排気量で高い圧力差が
生まれています。

こういうのを現場で毎回毎回
繰り返すと気密測定の意味や
気密性を担保する施工上の勘所
がより明確になってきます。

 

測定技師が言っていましたが
最近急に忙しくなったそうです。

やはりそれは
一般の家づくりを考えている方含め
業界全体の断熱性に対する意識が
変わってきたからでしょう。

「うちはどれくらいなんだろう…
 一回測定してみよう」

そんな工務店が増えていて、

「まあ、
 C値2くらいはあるんじゃない?」

と言っていて
測ってみたら
みたいなことがあるそうです。

そんなスカッスカでも
エラーにならずに測定できるんだ
って驚きですが

きっとその会社はショックを受けて
その後改善してゆくことでしょう。

もう7年くらいでしょうか
全棟測定して公開していますが
責任ある家づくりに直結しますので
省略してはいけない
【大切な工程の一つ】
なのですね。

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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