説明なしに工事内容が変わっていたら怒りますか?
Vol. 3,666
おはようございます。
丈夫であったかい家を作るマクス、
社長の鈴木です。
オリンピックは楽しみなのに、
仕事でなかなか見ることが出来ず、
遅い時間のダイジェストしか見ることが出来ない。
ダイジェストでも十分楽しいですけど。
けれど、楽しみにしていた7人制ラグビー。
TVで見ていないのに、
いつの間にか終わってた。
しかも、12カ国中11位。
前回の4位から大きく後退。
聞いてないよぉ~!
いや、でも、
精一杯やれば必ず勝てるほどあまい世界ではない。
選手の皆様、お疲れさまでした。
というわけで、本日は、
「聞いてないよぉー!」
というお話。
もし、
夢のマイホームを建てている時に、
知らない間に変更になっていたら…?
「聞いてないよぉー!」
ですよね。
場合によっては、最悪、裁判、なんてことも。
言った言わない、なんてことがないように、
契約後は、変更を受け付けない、
なんてハウスメーカーもあるそうで。
けれど、
「ここは、もっとこうしたら絶対良くなる!」
というのは、作っている途中に必ず出てきます。
今や日本屈指の人気建築家の堀部安嗣さんの
お仕事をさせていただいたときも、
変更多かったなぁ…(苦笑)。
ただ、堀部さんクラスになるとすごいのは、
【お施主様は堀部さんの変更を、変更後に知る】
という事実。
いやむしろ、
「へぇー!ここはこんなふうに変わったんだぁ…」
とお施主様は、毎回喜んでさえいらっしゃった!
のがとても印象的でした。
さすがに、私はそこまではしませんが、
「きっと喜んでいただけるはず」
そう思った時は、
・時に、こっそり…
・時に、恐る恐る…
・時に、ほくそ笑みながら…
勝手に変更させていただく事もあります。
で、今回のそんなナイショの企みは…
社員大工の丸山が、古い材料を切っています。
切り口は、もともとの木の色。
白っぽいですね。
ねじれているので、機械で削って直角にします。
ピシっと直角になりました。
これを今度はカンナがけ。
ちょっと厚めに削りました。
つるつる すべすべ。
この材料、実は、
富士市で工事中の二世帯住宅で使います。
建て替え工事に際し、社員大工の宮崎に伝え、
解体前にこっそり現場から引き上げておきました。
変色していてわかりませんでしたが、
削ったら、国産の栂(ツガ)でした。
ベイツガは安い土台の代名詞ですが、
国産のツガで、
これだけ美しく木目の通ったものは大変高価です。
関東では、
「総ひのきづくり」が高級和風住宅の代名詞ですが、
特に西の方では、
高級和風住宅と言えば「栂普請」、
と言う位置づけです。
地方により、
「つがぶしん」ではなく、
「とがぶしん」とも言います。
和室の床柱に使われていました。
亡きご主人が、
こだわって選んだ一本だったのではと思いました。
解体して捨ててしまうにはもったいなさすぎる。
加工跡があるので柱には使えませんが、
別の場所に使用します。
お施主様にはお伝えしておらず、
勝手に変更してしまいましたが、
きっと、喜んでいただけると信じて…。
最後は完成見学会のお知らせ。
1時間に限定一組予約制のため、残席僅かです。
2021年07月30日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。