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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

素晴らしい大工の仕事

本日は、富士市でまた新しく始まる新築注文住宅の現場から。

こちらのお宅は、建替えで、二世帯住宅です。
工事の様子はまたご紹介させていただくとして、本日は解体前の様子を。

というのも、打合せに何度か足を運ばせていただいた際に、建物の外だけ拝見しただけでも、ものすごく丁寧な仕事がしてあるのが分かり、これは解体前に、若い新人大工達に中を見学させていただいて勉強させよう、と思ったのでございます。

というわけで、ゾロゾロと…。
例えばこのポーチの化粧柱、丸い石の上に乗っているのですが…

ピタっ!

これ、ものすごく難しいです。
大工はこの様に隙間なく付けることをのを「光らせる」と言いますが、ただくっつければ良いのではなく、垂直を厳密に守りつつ光らせなければなりません。

「光付け」と言いますが、古くは竹ひごを束ねた「おさ定規」(今はステンレス製の型取りゲージに進化してます)や、「口引」というコンパスを駆使して光らせます。
少し削っては擦り付け、少し削っては擦り付け、を永遠と繰り返す気の遠くなる作業です。

 

引っ越しが完了し、中に入らせていただいたのですが、やはり、すごく丁寧なお仕事でした。

新人社員大工の原田がのぞいているのは、「長押(なげし)」の接合部。

この長押、15尺(4.5m)の無節の無垢。
しかも、柾目。
「柾目」とは、この様に真っ直ぐ線が通っている木目で、逆に、いわゆる年輪模様に見えるのが「板目」。

今は長押を使うにしても、単板を貼った集成の物が殆どで、このような長尺の板目の長押は材木屋に頼んでも、無いか目玉が飛び出るほど高いです。

長押は、今でも神社などの大空間の構造では、柱を固定するための構造的な要素ですが、住宅においては書院造や数寄屋造で意匠的に進化した部材です。

断面が、背面側は台形になっているのですが、一緒に行った設計女子の祭ちゃんに、
「なぜ断面が真四角じゃないのか?」
と質問されました。

原田が覗いていた部分を上から見るとこんな感じ。

長押は物を掛けたり、賞状や写真の額を立て掛けたりしますね。
その重みで室内側に転んでこないように、こんな工夫が見られました。
(接合部が乾燥収縮で空かないようにという意味もあります)

祭ちゃんの答えの一つでもありますが、固定するための釘などを見せないために、裏側で細工をして強固に固定する為でもあります。

その他にも、薙刀を掛けるためとか、左官仕事をきれいに見せるためとか、色んな意味はあるのですが、いずれにしても、とっても丁寧なお仕事です。

 

そんな素晴らしい材料と、素晴らしい技術を、
勉強のためとはいえ、
そして、これから解体してしまうとはいえ、
鴨居ごとノコギリでぶった切る!

のは、勇気が要ります(笑)。

「え?まぢイイんすか?」と何度も聞きながら恐る恐る切る新人大工隆成。

先程の写真の部分を取り外したところです。
下から見る方向で写真を撮っています。

こんな手の混んだパズルのような仕事。
素晴らしいですね。

ちなみにこの長押、何十年も立って経年変化すると、絶対にこれ、と樹種を特定しにくくなりますが、切断面の香りで「米杉」と分かりました。

当時は、カナダから秋田杉の代用としてベイマツが原木で輸入されていました。
今は原木での輸入は禁じられています。

昔の人はこの香りで鉛筆を思い出します。
とか、だんだん言ってることがジジ臭くなってきました…。

竿縁天井も、すごく手が込んでいます。
いかに難しいか、先輩大工の宮崎が、新人大工達にレクチャーしています。

プレカット全盛で、今は殆ど見なくなった太鼓梁(たいこばり)を見ている祭ちゃん。

 

すごくいい材料とおいい仕事。
壊すのがもったいない。

ですが残念ながら、この当時の建物なので、断熱性は「無断熱」にほぼ等しく、恐ろしく寒い。
そして、耐震の考え方もこの当時はまだまだ浸透していませんでした。
白蟻の被害もあり、全面リノベーションするにはお金がかかりすぎる。

なので、選択肢としては建替えしか無かったのですが、
この家を作ってくれた大工さん、そして今まで家族を守ってきたこの家そのものに対する礼儀は、やっぱり仕事で応えるしかありません。

気合い入れてがんばります!

2021年02月16日

Post by 株式会社 macs

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