水蒸気は冷えると結露する
昨日の夕方、富士山にきれいな「笠雲」がかかり、その東に「吊るし雲」が出ていました。
富士市民にとって、笠雲は天気予報より当たるイメージ。
実際には、笠雲がでた時は雨が降る、は70%の確度で、笠雲+吊るし雲となると、80%以上になるそうです。
なぜ笠雲が出来るのか?
理科で習いましたね?
風が吹いて富士山に当たった暖かい空気が上昇。
↓
冷やされて露点に達する。
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水蒸気が水滴になる。これが雲として見える。
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山頂を通り超えた空気は、湿度が低い空気となり、降下でまた温まってゆくのでそれ以上は雲ができない。
(だから、笠雲は静止しているように見えますが、山頂は結構な風だそうです)
ちなみに、吊るし雲は、山頂を越えた空気が、ウエーブ状に上下運動を繰り返すことで出来るそうです。
いずれにしても神秘的ですね。
でも、単純な物理法則でもあります。
こちらは、別の日、11/11の朝7:30の富士市の新築注文住宅工事現場の屋根。
びっちょり結露しているのが分かります。
これは「放射冷却」という現象。
冷やされて、水蒸気が水に変わるのが結露、ですね。
放射冷却は地球上のあらゆる場所で常に起こります。
鍋のお湯が冷えるのも、この放射冷却が一因。
熱は、赤外線として放射されるので、雲に当たって跳ね返ってこない晴れた夜などは特に、この放射冷却が地球規模で起こります。
こちらは、マクスのモデルハウスの屋根。
昨年の8/16の朝6時撮影です。
雨が降っていないのに、屋根がビショビショなのが分かります。
パッシブソーラーシステムの「びおソーラー」は、この放射冷却の現象を使い、夏の夜、「冷えた湿度の低い空気」を「自然の力のみ」で作り、これを、小さな換気扇で床下に送ります。
ほんのちょっとのエネルギーで、家を暖めたり冷やしたりします。
→というのを、来週末の富士市環境フェアで体感できるような出展をします!
→→というのを、富士山の美しい自然現象を見て会社の宣伝に使おうと閃いた私は、心が美しくないのだろうか…
【11/30(土)サファリパーク・i Zoo・三津シーも来るらしいよ!】マクスも出展します
【12/8(日)老後も安心。お金のことを勉強するセミナー】※午前の部満員御礼
2019年11月19日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。