堀部事務所の家 上棟風景-1
昨日は、堀部安嗣建築設計事務所の設計による、静岡市の住宅の上棟のご報告でしたが、本日と明日で、上棟の様子をプレイバックしてみようと思います。
上棟作業開始。
すでに、材料は現場に運ばれております。
予算上のこともあったと思いますが、梁は米松で計画されておりましたが、地元工務店としては、地元の材料を使うことが使命だとも思いますので、静岡県優良木材認定の天竜杉に変更をさせていただきました。
日本三大美林の一つにも数えられる天竜材。いい感じです。
意匠に関しては、堀部事務所の指示に忠実に従うことで、堀部ワールドが完成すると思いますので、1ファンとして、その意図を汲む様に図面とにらめっこ。
ですが、見えない構造的な部分に関しては、後からアフターメンテナンスの際に、もし不具合があっても「僕の設計じゃないもーん」、などとは口が裂けても言えませんので、担当所員の佐々木さんと事前にアーでもないコーでもないと。
上の写真は、二階のお風呂の荷重を受ける梁。
設計案より複雑で手間はかかりますが、材料を大きくして仕口を頑丈にし、下で組み立ててから、
設置。
これで安心。
階段の吹抜けの所も、より頑丈に変更をお願いしました。
二階の梁組は、プレカット工場もかなり苦労していました。
隅木の上り梁、というのは、一般の方には分からないと思いますが、大工からすると、かなり大変な加工。
無事収まりましたが、
こんな加工を施し、
さらに複雑に組んでゆきます。
社員大工の丸山も、「プレカット、よくこれ加工したな…」と感心しながら組み立てています。
一部、お施主様から指摘されて気付く、というお恥ずかしいミスもありましたが、プレカットの加工ミスも、スタッフ・職人のミスも、最終的には、それに気付かなかった私のミス。
お恥ずかしく…申し訳ございませんでした。
もちろん、性能・構造的にも、最終的な美観的にも、問題は無く収めさせていただきましたが、つくり側が問題ないと思っても、お客様からしたら心配になるのは当たり前。
今後の工事で頑張ることで、安心していただけるように頑張ります。
来週の日曜日は家づくりの勉強会ですので、お知らせでございます。
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About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。