プレカットじゃなくて手加工
社員大工の丸山が、会社の作業場で何やらやっております。
今度の富士市の新築注文住宅の現場では、プレカットと呼ばれるいわゆる機械による構造材の加工ではなく、社員大工による手加工(手きざみ)によって、上棟を迎えます。
以前からやりたかったのですが、時間的にもコスト的にも、近年ではなかなか難しいのが現実。
ですが、まだまだ半人前の社員大工の菊池にも、一度は手加工を経験させたいと思っていたところ、色々な条件が合い、お客様のご理解もあり、今回の手加工となりました。
丸山大工も、一棟まるまる手加工はもう長いことやっていないので、「久しぶりに腕が鳴る」と豪語していますが、「菊池に教える前にちょっと確認…」と先輩の権威を守るため、事前練習のようです(笑)。
これは、以前産業教育交流フェアの時にもこっそりやっていて誰も気付かなかった「金輪継」という継ぎ手。
プレカットではこんな複雑な継ぎ方はしませんが、「木と木をしっかり繋げる加工」が出来るのは、手加工の良さです。
もちろん、精度が出なければプレカットの方がずっとマシなわけで、マクスの社員大工達に、腕をふるってもらいましょう!
2018年06月28日
Post by 株式会社 macs
About Me

鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。