リノベーション現場での下地処理
本日は、富士市の住宅のリノベーション現場からでございます。
以前、『外壁塗装時のクラック補修』というエントリーでご紹介しましたが、外壁もキレイに塗装完了です。
せっかくリフォームするのですから、美観を「長く」保つには、下地処理がとても大事です。
できちゃうと分からないところです。
雨樋も、ガルバリウムの樋に掛け替えられました。
玄関から室内にお邪魔しましょう。
社員大工の宮崎が、下駄箱を製作中。
大工が作るので、現場に合わせてぴったりサイズで作れます。
キッチンも設置され、現場は大詰め。
で、お気付きでしょうか?
室内の画像の天井や壁に、不思議な模様があるのが…。
これは、パテ処理と言いまして、クロスや、珪藻土などの塗り壁をする前に、ボードのジョイントやビスの穴を平らに埋める下地作業です。
こちらのお宅では、用途やコストも考慮し、予備室の二階から階段室までがビニールクロス、生活空間の一階は、天井が和紙クロスで壁が珪藻土です。
珪藻土の下地作業は左官職人が施工しますが、クロス部分は、クロス職人が施工します。
新築住宅で時々ご紹介する珪藻土のDIYですが、この下地処理までは職人の手でやっています。
下地処理からDIYするのは非常に大変だからです。
下地がしっかりしていると、仕上げはさほど苦労せずともキレイになります。
逆の場合、きれいに仕上げるのはプロでも至難の業です。
恥ずかしがり屋のクロス職人が出てきたところを激写(笑)。
彼の下地パテ処理は、非常にキレイです。
完成すると分からなくなるのですが、見えなくなる「下地処理」は、とっても大事なのです。
以前の三島市のお宅の珪藻土のDIYのときも、彼の下地処理が光りました。
最近では、ホームセンターに行くと、道具や材料はなんでも揃います。
「面白そうだからやってみよう!」
というのは是非、挑戦をお勧めします。
でも、
「DIYして工事費を安く抑えよう!」
と思ってのDIYでしたら、絶対にお勧めしません。
その辛さで、絶対に後悔します。
職人の仕事はそんなに甘くはないのです。
高級食材を買ってきて、レシピを見ながら作っても、高級レストランの味にはなりませんよね?
料理人と素人では、そもそものスキルが違いますから。
家づくりでの、各職人の仕事も同じです。
プロの料理人が、下ごしらえを完璧にやってくれて、仕上げと盛り付けは自分、
これなら、プロ並みの味が出せるでしょう。
でも、そんなに安くはなりませんよね(笑)。
下ごしらえが一番大事で手間隙かかってるんですから。
建築のDIYも、似てるんじゃないかなぁ、と思ってます。
「じゃぁ実際、マクスの珪藻土のDIYってどうなの?」
「コスト的には本当はどうなの?」
はぃ、その疑問にズバッとお応えする企画がこちら↓です!
湯布珪藻土の良さと、施工と補修のノウハウを習得、さらに広島お好み焼きも食べよう!
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2017年08月22日
Post by 株式会社 macs
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生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。