パッシブミーティング
東京に出張に行ってまいりました。
 「パッシブミーティング」なる会議に参加するためです。

250名以上の方が集まったようです。
参加するとこんな特典があるよ、というセミナーでもないのに…。
会議は、太陽熱集熱技術について。
太陽熱集熱といえば、OMソーラーが元祖。
 OMソーラーはその後、環境創機の「そよ風」、町の工務店ネットの「びおソーラー」、もくよう連など、いくつかのグループに分解、別々に活動してゆくこととなります。

四団体が揃った会議の冒頭、OMソーラーの立上げの張本人、町の工務店ネット代表の小池さんが冒頭の挨拶に建ち、今までの確執を流し、小異を捨て、今こそ団結しよう!と、歴史的な会議となりました。
このような会議が実現したのも、2020年以降の本格的なZEH時代に対する危機意識があったと思います。
ZEH(ゼッチと読みます)とは、Zero Energy Houseの略。
 太陽光発電でエネルギーを作り出し、断熱性を高めて使うエネルギーを減らし、年間の一次消費エネルギー量の収支を、見かけ上プラマイゼロにする住宅を言います。
一次消費エネルギー量とは、空調・給湯・照明・換気を言いますので、テレビや冷蔵庫などの電化製品の消費量は含みません。
マクスとしては、このZEHに対して、考えそのものを批判するつもりはございません。
 が、喜んで乗っかってゆくつもりもございません。
 ZEHと言っても、その断熱レベルは、まだまだ低い。
 装置偏重ではなく、あくまで断熱や耐久性が核で、そこをしっかり担保した上でのZEHでなければならないはず。
上記の小池代表のスライドにもありますが、
設備は必ず劣化します。
見かけのエネルギー的にはプラマイゼロでも、設備の維持・管理や補修・更新に莫大なお金がかかってはまったくもって本末転倒。
 いくら補助金があるからといって、営業上有利だからといって、右向け右でいいのか?
 もっと建築で出来ることはないのか?
 もっとパッシブな暮らしだって、選択肢としてアリでしょ?
とても有意義な会でございました。
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。
 
   
  








 
						 
					 
				 
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
							 
							 
							 
							 
						 
						 
						

