気密測定の様子を動画でご紹介
本日は、富士市の新築住宅から、先日行いました気密測定の様子を、動画付きでご紹介させていただきます。
測定は、このような器械を用いて行います。
家中の窓は締め切り、さらに、換気扇の出口など、故意に穴を開けてあるところをテープで目張りします。
故意に穴を開けてある部分というのは、そこから空気が流れるわけで、
【意図しない流れ=隙間=空気の漏れ】
ではないからです。
大きなパイプを覗くと、このようなプロペラが見えます。
このプロペラで室内の空気を吐き出すわけですね。
そうすると、室内が陰圧になりますので、外から空気が、隙間を見つけて入ってこようとします。
新品のジャムの瓶を開ける瞬間のイメージです。
測定を開始した時の動画です。
測定員から、あまり動きまわると影響が出るというので…
大工も監督も、無言で測定を見守ります。
そして結果は…?
はぃ、隙間相当面積=C値=0.5。
実際には、
総相当隙間面積【56cm2】÷建物外皮の実質延べ床面積【123.88m2】=0.452…
惜しい…、あとちょっとで小数点第二位の四捨五入で0.4になったのに…
いっつも0.5。
なかなか0.5の壁を切れない…。
と思っていたら、測定完了の数時間後、社員大工の丸山より電話が…
「社長、薪ストーブの吸気口を塞ぐの忘れてたんですけど、どうしましょう…」
気密性が良すぎると、薪ストーブが上手に燃えないので、ストーブの機種を【吸気口を設置できるタイプ】にして、ストーブの後ろに小さな吸気口を設けていたのですが、その穴が荷物で隠れていて、塞ぐのを忘れたのでした。
それ塞いでたら、もっと良い数値、出たのにぃ?!
ま、数字を競うのが気密工事の意味ではないですから…。
あくまでも、気密性能は、居住性と建物の耐久性のためです。
そして、以下CMです。
2016年08月30日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。