半乾式左官壁 2
富士宮市の「びおハウス」です。
アモルファスソーラー発電と、パッシブソーラーそよ風システムの暖房という、ダブルソーラーシステムです。
昨日の続きをアップさせていただきます。
昨日ご紹介したワイヤーメッシュ入りの成形モルタル版の目地には、樹脂モルタルを詰め、寒冷紗(かんれいしゃ)で覆い、
コテでぬりぬりして、下地版・樹脂モルタル・寒冷紗を馴染ませます。
ちなみに、寒冷紗って荒く平織に織り込んだ布のことを言いますが、何故こんな変な名前かと言えば、元の用途は農業用で、農作物を覆って、寒さ避けや日除けに使うモノだからです。
英語では、cheese-cloth。
チーズを作るときに使う漉し布から来たようです。
と余計な雑談はおいといて、
上の方には、深い軒が見えます。
軒の天井は吉野の桧。
うーん、贅沢っ。
美しいでしょ?と自慢したいのではありませんで、赤い落書きの通り、モルタル壁の内側に設けた通気層が、白い穴の開いた部材から排出されるようになっていることをご紹介する写真です。
これで、壁内の湿気を排出し、同時に、夏期の熱気も排出します。
さて、贅沢と言えばこのお宅…
広い庭から富士山が見えます(写真中央)。
って、こちらではそんなに珍しくもないのですが、窓や庭から富士山が見えるって、遠方の方にはもの凄く羨ましい環境だとよく言われます。
で、その庭には…、
ぬぉーっ!!
見て見て見て!
雪だーっ!!!
っとテンション上がってしまいますが、現場が小高い丘の上なので、普段見ることのない雪があります。
と、雪をやたら珍しがる富士市民(だって数年に一度ぱらっと降るだけなんだもん…)。
こちらも、雪国の方からは、もの凄く羨ましがられます(笑)。
【構造見学会・住まい教室のお知らせ】
2012年12月27日
Post by 鈴木 克彦
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。